劇場公開日 2019年8月2日

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風をつかまえた少年のレビュー・感想・評価

全64件中、41~60件目を表示

4.0面白いが

2019年8月19日
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鑑賞方法:映画館

とても良い話で面白いのだが、上手く行き始めるまでの苦難の時期の描写が長くてちょっとしんどい。ただ、それはこの闘いが自然に対する科学の闘いではなく、因習に対してそれを打ち破る闘いだからだったんだろうな。

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ぱんちょ

4.0思っていたよりも重い映画。

2019年8月19日
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鑑賞方法:映画館

何となくいい話みたいな感じを予想して行ったので素直に驚いた。
暗くて重い。ちょっと前だけど、アフリカとはいえこんな世界があったとは。
貧しさ、教育、父権、政治。色んなテーマが入ってて重かった。

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khapphom

4.5ぜひ、中高生に見てほしい。

2019年8月16日
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メインストーリーは風力発電機を作る話ですが、土着信仰とキリスト教、古い価値観と新しい価値観など、散りばめられた文化の対比が印象的でした。

また、貧困や南北問題、モノカルチャー経済、言論弾圧、政情不安と治安悪化など、深入りこそしないものの、幅広い問題に触れています。

なによりも、これらの諸問題を解決するために、教育水準を上げることがいかに大切かを説いている映画だと思いました。

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れみ

4.5学が人生を変える

2019年8月15日
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鑑賞方法:映画館

見ていてとても辛い映画でした。
こんなことが実際にあったなんて。
主人公は、学校に通って図書館で調べたことによって発電方法を思い付く。
今も世の中には学校に行きたくても行けない子がいっぱいいる中で、自分は教育を受けさせてもらって、それをきちんと還元出来てるのかなあ?と考えさせられました。
親の収入で子供の将来もある程度決まってしまうというような話を聞いたことがありますが、貧富の差で子供の将来が左右されることは本来あってはならないと思います。子供にはみんな可能性があるんだから。
涙をこらえるのに必死でした。
是非多くの人に見てもらいたいです。

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DAI

4.5一家族を焦点としながらも一国を広角に捉えてある

2019年8月15日
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鑑賞方法:映画館

 こまかくみればツッコミどころ多いが、アフリカの大地が、そのような見方はそぐわないと言っている。発電を成功させる筋書き自体は実にシンプルである。そこだけを追ってしまうと木を見て森を見ずの類だ。ここには何もないと繰り返し語られる、アフリカのなかでもで貧しい国マラウイ。そのマラウイの一家族の貧しい暮らしを通じて、映し出されるのは、広大で悠久たる大自然、それと対峙する人々の暮らしである。この地の世界のすべて。だからここはアフリカ大陸をわたる風に吹かれているつもりで、骨太な解釈で臨みたい。
 ひたすら耕すことで立ち向かう父親。人ひとりの無力さがよく描かれていた。大地の奴隷である。対して、ラストの風車の横でほほ笑む少年。「知識は奴隷にならない人間を生み出す」という名言を、この映画に添えてみたい。
 ウイリアム少年の想像力と実行力には拍手だが、もうひとつ大きな力となったものがある。図書館だ。何もないという貧しい村だが、学校があり、学校には図書館が備わっていて、一通りの本が揃っていたということ。蓄えていた知識を活用できていなかったのは教師をはじめ大人たちの不面目だが、学校と図書館を護り継いできたことは殊勲ありだ。
 一家族を焦点としながらも一国を広角に捉えてある。気候風土、生活、文化、風習、政治。人間社会の構成要素がほぼ原石の姿で互いとの係わりを描きあっている。
 カムクワンバ一家の、ものわかりの悪い父親が、監督も兼ねているキウェテル・イジョフォー。やり場のない苦悩にまみれたやるせなさ、そういったどう演じたらよいのかを伝えようもない役どころを、うまく演じている。さすが監督兼任。さらに調べたら、2013年作のアカデミー作品賞「それでも夜は明ける」で奴隷を主演した俳優さんだった。
 創造と工夫で世界は変わる。そこを啓発される。ウイリアム少年の貧しくてもつらくてもどこか豊かさ感じさせる表情もよかった。

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ピラルク

3.0題材は良いが前置きが長い

2019年8月14日
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マラウイの貧しさを描くシーンがあまりに長過ぎて、しかも描き方に特に新鮮味はないので、貧困国の知識が既にあると正直退屈。
本題たる風力発電機を作るくだりになってからはいきなり駆け足に。バランス悪くないですか。

こういう事実があった、と知る意味では間違いなく意義のある作品なのですが、一本の映画としては出来が良いとはさすがに。

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克晴

3.0良い話だ。が。

2019年8月10日
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実話で、絵本にもなっているほど教育的な、子どもにも観せたい内容。
アフリカの貧困国(マラウイ)の厳しい社会情勢がよく描かれている。キウェテル・イジョフォーはそれを強調したかったのだろうと思う。
ただそのおかげで、話がなかなか進まない。映画としては、もっと面白くできたんじゃないかなと思うが、面白くなることで伝わりにくくなることもあるからなぁ。

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ミーノ

4.0必要は発明の母 を地で行く少年の成長物語

2019年8月10日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

幸せ

 干魃飢饉による貧困脱出のために、独力で学んだ知恵と工夫で、アフリカの寒村を救った少年を描く。

 現代アフリカの実話がベースという所に感銘よりも、世界の現状を描く社会性のある映画だと思った。

 ストーリーは解りやすい、がその分やや作品の深みが足りない気がしてしまい、感動が薄かった私の感性は麻痺しているのであろうか。

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NOBU

5.0感動する前に悲しすぎる現実に愕然とする

2019年8月9日
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泣ける

悲しい

惹かれるストーリーと素晴らしい音楽、いい映画だった!でも、無性に悲しい気持ちになってしまった・・・
これは現代の紛れもない現実、そしてこんなサクセスは稀だろう。何せ映画になるくらいだから─。
小さな物ひとつで大きな幸せを得られる可能性がある人たちがどれだけいるのだろう。そして、その小さな物ひとつを手に出来ない人たちがどれだけいることか・・・

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SH

3.5アフリカン ドリーム

2019年8月8日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

幸せ

ちょっと違うかもしれないけれど、厳しいアフリカの自然に知恵と工夫で立ち向かう、サクセスストーリー。

村や家族という小さな単位での話なので、スケール感は小さいが、その分身近に感じられた。
21世紀になっても干ばつや洪水に苦しめられている、アフリカのある農家。農家といっても、土地を人間が鍬で耕す原始的な農法だ。父親は、貧しいながらも息子を学校に行かせるが、天候のせいで収穫が減り、学費が払えなくなってしまう。実際にあった話とのことなので、こうした事実がつい20年前に存在していることを、改めて認識させられる。
映画ではそれほど悲惨なシーンは無いが、飢饉が起こり、餓死者が出てしまうほどの惨状は、酷い状態だったのだろうと想像できる。人心は荒み出し、一家も窮地に追い込まれる。

現在の状況は、改善されているでしょうか。少し気になりますね。

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AMaclean

4.0ご本人も来日されていたようですが…

2019年8月8日
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ここまでの貧困生活の中で困難に立ち向かおうとする姿に驚き。なにより、普通に水が出て食べ物にもこまらず学校にも行けるこの生活がどんなに幸せな事かをただただ理解できる。人生無駄にしてはいけない、な、と。

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peanuts

3.5学習礼賛 若さが世界を変える

2019年8月8日
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鑑賞方法:映画館

異なる文化圏の話は、前半がついつい眠くなってしまう。しかし、風車を作る終盤は軽快で気持ちよかった。

自転車のダイナモ(発電機)ひとつで、ポンプ動かすことができるんだね〜。ダイナモなんて、文明に毎日浸っている我々にとっては、その中のたったひとつの小さなパーツに過ぎない物なのだが。
我々は、かえってひとつひとつのパーツの凄さというか、「力」を忘れてしまっていたり、過小評価していたりするのだろうなぁ。…なんと言っても、実話なので。

印象的だったのは、冒頭と最後に描かれる、この地方の葬式。森の精霊たちが、陽気に踊りながら、死者を迎えに来る姿は、なんだか正しいような気がする。
アニミズム(原始宗教)などと呼ばれるものだが、これが人間の本来の感覚なのではないか。自然とつかず離れずの関係。

一方で、自然の脅威を克服するための科学技術が、村に入ってくる瞬間。本作ではそれが、主人公によって、風力発電による「ポンプでの水の汲み上げ」が稼働する瞬間。

本作の主題は、若さと学びによって、「大人=従来の人たちが、一生懸命やっても克服できない飢饉という大問題」の解決を果たすという、学習礼賛。

その中での葬式の描写は、自然を克服することによって、一体化するよさから少しずつ離れていくことを暗に意識させる象徴だろうか。

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CB

5.0貧困に喘ぐなか家族愛に満ちた映画

2019年8月6日
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ウィリアム少年と父親の愛情に感動。息子が父親を越える時の父親の心の葛藤に、いつの時代も誰にも訪れるであろう世代交代を感じた。

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Cinemaオタク女

3.5理不尽な状況が長い

2019年8月6日
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鑑賞方法:映画館

学校の図書室で一冊の本に出会った少年が、風力発電でポンプを動かし、井戸から水を汲み上げるシステムを作り、干ばつによる飢饉から村を救った2001年の実話を基にした、ベストセラーを映画化。

少年の活躍は最後の15分くらいで、それまでは延々と「いかにこの国は文明程度が低く、貧しいのか」と「この国の政府は堕落して国民を救わない」という描写が続く。

ストレスからの解放が、快感に繋がるとはいえ、約1時間半の理不尽な否定と状況がつらかったな。

しかしわずか18年前に、アフリカの最貧民国は、農業は天候頼みで祈りで雨乞いをするレベルだったのかと思うと、我々はいかに恵まれているかと実感させられる。

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コージィ日本犬

4.0風車作りの男子の遊び心をくすぐるシーンが少なかったかなぁ… でも子...

2019年8月6日
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悲しい

興奮

知的

風車作りの男子の遊び心をくすぐるシーンが少なかったかなぁ…

でも子供でありながら、村の事を何とかしたいって思う芯の強さは素晴らしい

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H1DE!

3.0この物語が2001年だという事実に驚いた。 むかしむかし、みたいな...

2019年8月4日
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この物語が2001年だという事実に驚いた。
むかしむかし、みたいなお話だと思っていたが、ラジオから聞こえてくるニュースにあれっ!っと耳を疑う。
学費は疎か食べ物の心配、生まれた時から私には無縁な状況。こんなに差があるもんか!?世間知らずな単純な驚きだった。
こんな状況からの学びと発想と執念。
酷い状況のシーンは延々と終わりが見えないままに続く、少年の希望の芽を摘むように続くのが本当に辛かった。

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パプリカ

3.5学ぶって素晴らしい

2019年8月4日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

実話。
色々考えさせられる。

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いづみ

2.5けたたましいシャッター音から国の情勢を知る

2019年8月4日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

難しい

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突貫小僧

3.5上映館少なすぎ

2019年8月4日
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本作。「感動した」とか「良かった」とかでは語れない作品。
でも自分的には観賞して正解だったと判断です。

2001年にアフリカであった実話だそう。つい最近の話だった事に驚き。
電気も無いし水は雨か井戸水のみ。
洪水と干ばつの負のスパイラルにより穀物が出来ず略奪や紛争が起こる村のストーリー。

2001年と言えば、米国の同時多発テロがあった年。ラジオから流れるニュースもこの村人たちは生きる為には関係ない話。
主役の14才ウィリアムが授業料も払えず退学。
落ち込むばかりのストーリーに多少のストレス発生。

ラストの10分で救われた印象でしたが、
この様な現実が今もどこかであると思うと自分が恵まれた環境に感謝しかありません。

上映館が少な目だけどもっと広まって欲しい作品。

本がどれだけ大事なのか。
本がどれだけ人を救うのか。
本は読まないとダメですよね( ´∀`)

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イゲ

3.0父親を責めても良いのは母親だけ

2019年8月3日
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単純

難しい

幸せ

2001年マラウイ共和国で廃材から風力発電機を作り水を汲み上げ、二期作を成功させて困窮する村を救った少年の話。

元々貧しい村を襲った洪水と旱魃で、食うにも困る村人達。
その中でも保守的で先見の明がない父親の下、学費が払えず早々に退学させられた少年が風力発電に目をつけ独学で学んで動いて行くストーリー。

どこまでが真実かは知らないけれど、無能で無策だったり他人の様な政府に役人だったり、結局は他力本願な村人達にだから貧しいんだろうなと思いつつも、それしか術を知らないんだろうなという同情も抱く。

中等学校の理科の教師がダイナモの構造を解らないとか驚かされるし、先進国なら小学生でも考えつく子がいても不思議じゃない様なことだけど、そうはいかない知識や学力の環境の中で実践した主人公が素晴らしかった。

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Bacchus