劇場公開日 1978年9月2日

「主張はわかるが、やや一方的な見方か」帰郷(1978) Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5主張はわかるが、やや一方的な見方か

2013年3月4日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

難しい

総合:65点
ストーリー: 65
キャスト: 70
演出: 65
ビジュアル: 65
音楽: 75

 国を守るため、勇敢に戦い英雄となるためにベトナムに赴き戦った兵士たち。しかしあるものは傷つきあるものは精神を病み帰還し、アメリカでも苦しみが続き家族もその影響を受ける。あるものは戦功を上げて帰ってきたにもかかわらず、昔のままではいられずやはり幸せとはならない。
 そのような戦争の被害者たちの苦悩を、戦闘場面を一切映すことなく描く。そのことでかえって戦争の苦しみが戦場だけではないということを強調している。たとえ生きて帰ってきても、関わったものの戦争は続いているのである。

 言いたいことはわかるし、戦争の悲惨さをこのように描くのもありだと思う。実際にこのような苦しみを経験したものも多いことだろう。だが浮気も含めて何もかもが戦争のせいでそれが全て悪いのだという一方的な見方のようにも思えた。平和は尊いことはもちろんだが、ジェーン・フォンダが反戦活動家であることは有名で、その彼女の主張が強すぎるように思える部分もある。

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Cape God