劇場公開日 2018年2月10日

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「一番面倒で近くてどうにもできない存在。」犬猿 ともさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0一番面倒で近くてどうにもできない存在。

2018年2月25日
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鑑賞方法:映画館

難しい

公開から時間が経っているけれど8割は埋まっている客席。30代以上が多い印象。

オープニングとエンディングが秀逸で、皮肉たっぷりな感じ。ここだけで観て良かったと思えます。大好き。
内容としては、やっかいな兄と平凡な弟、片方だけが綺麗な姉妹、いるよなーこういう人たちという映画でした。妬みや絶対的な繋がりへの不満。でも身内はやっぱり自分の一部だから、外から悪く言われたら嫌な気持ち。自分は異性の兄弟なため、共感!という感じでもなかったのですが、人のアンタッチャブルな感情に切り込んでいく、そして向き合わされる作品でした。。。(口論のシーンはもっと言葉を聞きたかったですが、、、)
窪田さんや新井さんは期待通りの好演。窪田さんの腹黒さの演技、今回も素晴らしかったです。身体も相変わらずバキバキ。そして、何よりニッチェがめちゃくちゃ良かったです。

スポーツ界の姉妹とか芸能界の姉妹とかにも絶対この作品響くんだろうなあと、意地悪いことをひっそり思いました。同性の兄弟がいる人に観てもらいたさがすごいです。

とも