うつくしいひと サバ?
解説
熊本県出身の行定勲監督が、同県の地域創生を目的とした「くまもと映画プロジェクト」のために手がけた中編作品「うつくしいひと」の第2弾。前作の完成、上映後の2016年4月に熊本地震が発生し、大きな被害を受けた同県の復興に向けて、熊本城や阿蘇大橋、阿蘇神社、益城町など被災地での撮影を敢行。17年4月に行われた「くまもと復興映画祭」でプレミア上映された。前作に続いての出演となった高良健吾、米村亮太朗をはじめ、中別府葵、中原丈雄ら熊本出身のキャストが多数出演している。私立探偵の玉屋末吉と田上は、地震の被災地でさまよう外国人のマチューと出会うが、言葉が通じない。唯一聞き取れたのは「サバ」という一言だけ。それでも、仲間の助けでマチューが亡き妻の遺骨を義父の義晴に届けるためフランスからやってきたということが分かる。マチューはやがて義晴のもとにたどり着くが、義晴の心は震災で深く傷ついていた。
2017年製作/45分/日本
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