劇場公開日 2018年2月16日

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「閉塞感の中で暴発する衝動。」リバーズ・エッジ 凛さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0閉塞感の中で暴発する衝動。

2018年2月16日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

怖い

原作は岡崎京子。
90年代、スマートフォンも無い時代の高校生達の群像劇。
ハルナ(二階堂ふみ)と河川敷の遺体というのは秘密を共有する、いじめられっ子でもゲイの山田(吉沢亮)
摂食障害乗せてモデル(SUMIRE)
暴力的な観音崎(上杉柊平)とセックスで繋がるルミ(土居志央梨)
山田を狂信的にも愛するカンナ(森川葵)

澱んだ水が流れ込む川の近くで、日常にある暴力とセックスとドラッグ。
閉ざされた高校の中で暴発する衝動。
それぞれの思惑が複雑に絡み合い意外な展開を迎える。

二階堂ふみと土居志央梨は惜しげもなくフルヌード。吉沢亮は男相手の売春もする役で、全員体当たりの演技。
衝撃的な作品。

ベルリン国際映画祭にも出品されて、どんな評価を受けるんだろう。

凛