ミス・サイゴン 25周年記念公演 in ロンドンのレビュー・感想・評価

300人規模の劇場で1人で鑑賞した。需要の少なさや公開から10日経った平日という条件のためだろう。2500円を受付で知って10秒躊躇した。2012年映画レミゼラブルを観て、舞台も見に行った。その流れでミスサイゴンを認識はしていたが実際に観るのは初めてだった。舞台の公演を映画館で鑑賞するのも初めてだった。

演技も舞台セットも本番で流れた時間だけのもので熱が伝わる。

ベトナム戦争で生まれた人の関係がまた戦争によって割かれる。割かれて進んだ結果にまた苦しむ。話の軸は悲劇だけど、エンジニアの生命力が常に物語を明るくしている。また、キムとクリスのやりすぎなキスは象徴的かつ魅力になっている。

戦闘機・ヘリの戦闘・飛行サラウンドとキムの許嫁トゥイは終始怖かった。

フィナーレ、オリジナルメンバーの登場から客席の盛り上がりがすごい。あぁお酒飲みながら見てたんだと気づいてうらやましかった。ミュージカルって話知ってから2週目以降がさらに面白いんだろうなって思う。