劇場公開日 2016年9月3日

「冗長」planetarian 星の人 Gunvolty Manさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0冗長

2016年9月3日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

寝られる

萌える

どうやらTVシリーズがあって、その完結編らしいのですが、そちらの方は未視聴です。しかし、単独でもストーリーはわかると思います。

戦争により荒廃した世界、ある集落に星の人と名乗る老人がやってきます。
以降のストーリー展開は、星の人の青年時代の記憶と、現在の集落との2箇所で進んでいきます。
プラネタリウムの解説員であるロボットと、青年の交流が主となっています。

ストーリーに関しては、どうも不合理な部分が多く入り込めませんでした。
そもそも、ロボットが出てくるシーンは彼女がずっと喋っている上に、物分かりも悪いので、見ててイライラします。中盤のプラネタリウムが動くシーンは確かに美しかった。しかし、終盤にかけて感動させようとするあまり、セリフが長く、演出が長く、冗長すぎました。確かに泣いている人もいましたが、私は感動させようとする感じがあまりにも出すぎていて好きではありませんでした。
また、死にかけのおじいさんを村から、何も無い荒野に追い出そうとしたり、終盤に出てくるもう一つのロボットの行動が不可解だったりと、ご都合主義の場面が見られたのが残念です。

良かった点は、スタッフが入念にリサーチしたというプラネタリウムの描写と、海老川氏がデザインしたマシーンがカッコよく動き回るところでしょうか。

話に特に語るべきテーマ性も無いため、星3ぐらいが妥当でしょう。

Gunvolty Man