リメンバー・ミーのレビュー・感想・評価
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「リメンバー・ミー」と思うだろうか?
まぁ、生きてりゃいろいろあるよ。
だから死んでからもいろいろあるのはちょっと面倒くさいなぁ。
忘れようとしても忘れられない人もいれば、
普段は忘れていてもキツイ時に現れて助けてくれる人もいる。
同じ人の記憶でも、思い出す時によって天使だったり極悪人だったりするし、思い出す側の人によっても人格者として記憶されていたり、ダメ人間として記憶されたりもするだろう。
そんな場合、死者の国でのその人は、どんな人物像として存在することになるんだろう?そんなことをぼんやり考えながら観ていた。
誰かが誰かを忘れていく時、名前から忘れていくのか、顔から忘れていくのか、声から忘れていくのか。それらの忘れられ具合によっても、死者の国でのその人は、名前を失ったり、顔や声を失ったりしていくのかな。
自分がいなくなる時、覚えていてほしいと思うだろうか?人の倍寂しがりだから、たぶん思うんだろうけど、自分ではどうにもならないことだし、そのどうにもならない基準で、自分が存在できるかどうかを決定されるのって、結構残酷なルールだな、死者の国は。って思ったけど、実はこの世もたいして変わらないか。「独り」では生きたことを証明できないから生きてないのと同じ、という意味でも、人は独りでは生きられない。
だからせめて死んだ後くらいは、「忘れないでほしい」という欲からは解放されたいもんだなぁと思う。
例えば僕が死んで、家族や友人たちから、僕の名前や顔や声が忘れられていったとしても、例えば映画の話の折に、僕が映画について話したことが、誰かの映画の話の中に影響として残ってたりするくらいが、生きた証としてはちょうど良いんじゃないかなぁと思ったりもする。
人の縁にしがらんでしんどい時に、新たな人の縁で観ることにした、人の縁の映画。
ピクサー独特の「よきこと」を迷いなく歌い上げるウザさはなかったとは言えないけど、その日の僕にこの映画は優しかった。
ミゲルがギターを鳴らす時と同じ表情で、また映画を楽しめるようになりたいと思う。
見てよかったと思える本当に良い映画
歌がいいのは知っていて気になっていたが、ストーリーは子供っぽいのかと思っていた。
全然違った。まるで何かのアトラクションに乗っているかのようなドキドキ感があったり、涙が出そうになるようなシーンもあった。押しつけがましい家族愛の映画は好きではないが、この映画は全く押しつけがましくなく、スッと心に入ってきた。
石橋陽彩くんと藤木直人さんの声が本当によかった。歌もやっぱり素晴らしい。
見終わった後は、母と「本当にいい映画だったね」と言い合った。テレビでたまたまやっていたのを、見れてよかった。
想像よりも良かった
予備知識なく鑑賞したが、想像よりも楽しめた!
音楽もこだわっていて、ライブとコンテストのシーンが見ていて楽しかった。
ただミゲルの声は最後まで個人的に好きになれない笑
最後にひいおばあちゃんとヘクターが再開できたシーンはほっこり?したが、向こう世界でも亡くなったことがわかってしまうんだなーと思ったらかなり切ない設定な気がした。
「人間は二度死ぬ」
肉体的な死を迎えた後、生きている人達に忘れられることで、人間は二度死ぬと言われている…。
メキシコ等で行われる「死者の日」をテーマにした作品。
正直、ミゲルのお父さんはエルネストじゃないことは 破られたスナップ写真から早々に想像出来たけど、エルネストみたいなゴミ人間が居てこそ盛り上がるストーリーですよね(笑)。
ただ、子供の夢を摘む程 音楽はダメだと言い放つ家族に対して、違和感アリアリでしたけどね。酷すぎて。
昔から、グッズとかを集める程 メキシコの死者の日の在り方が好きで、切なくも楽しく観ることが出来て満足しました。
それに、主人公ミゲルの声を当てた男の子なのかな?(それとも歌だけ吹き替えなのか…)歌がメチャウマだった(笑)!
っていうか、動物って…生者の世界と死者の世界を行ったり来たり出来る…不思議な存在なのかな?
ダンテを見た時「コララインとボタンの魔女」を思い出した(笑)!
あそこで出てくる黒猫も、両方の世界を行ったり来たり出来たっけ。
素敵なおとぎ話
親子で見たい、家族の愛情溢れる話。主人公の男の子の声がとても良かった。ストーリーは悪とヒーローの定番モノかもしれないけど一捻りあり、繰り返し見ても感動すると思う。やっぱり見終えたとき晴れやかな気持ちになる話はいい♪
音楽も素敵♪
大切な人をなくした人ほど心に響くものがあると思います。死者の日って日本ではお盆ですが、亡くなった人を思うことでこっちに帰って来れる。見えなくてもあんな感じでお祭りのように騒いで帰って来てくれたら嬉しいです。音楽も素敵でした。心に沁みます。
祖母は今年亡くなり、今みたらどうなっちまうんだ、俺。
ストーリー的にはそんなだけど、
最後おばあちゃんが歌うシーンは、たまらなく泣ける。自分 の祖母と重なる。うちの祖母も歌い出したら、
どんなに良いことだろうと、泣けてくる。
テレビで2回目見た時も耐えられなかった。
原題がおばあちゃんの名前"coco"という事にも納得。
【あの世と此の世を行き来する美しくも不可思議なシーンを彩る主題歌の素晴らしさ】
歌曲「リメンバー・ミー」を原語で聴きたかったが、叶わなかった作品。
で、滅多に観ない吹替版で観た作品。
メキシコの死者の日をマリーゴールド色で描き出した、色彩の美しさと楽曲の音色と優しい歌声が忘れられない作品。(吹替版、良かったです)
ディズニー映画は基本的に観ないのだが、次々とヒット作を出す理由を今更ながら再認識した作品でもある。
<2018年3月23日 劇場にて鑑賞>
お盆に観る映画!!!
お盆という年中行事はやるけれどただの行事と化していて、先祖のことを偲ぶという気持ちはほんの一瞬。この映画を観て、なるほどなあ、これは作り話なんかじゃない、本当に存在する世界だなあ、などとしみじみと思った。最後のどんでん返しは実によく出来たストーリー。音楽がまた郷愁というのにふさわしいギターの音色。すきだわあ。
骸骨という取っ付きにくさ
上映当時は、ピクサーの熱意の込め具合、他国での高評価はあったにしても、やはり見た目の骸骨と、恐らく直訳した「死者の日」という、ダイレクトな内容が、自分には観る気を失わせた。
それでも観たのは、滅多にアニメを誉める事の無い友人の勧め。
結果その勧めに乗って良かった。
早々にデラクルスが身内ではないか(子孫たちの顔の造作も似せ過ぎ)という振りから、デラクルス会うまでにヘクターと偶然出会い、次第に明かされるヘクターの成り行き、最期、遺した家族、そしてどんでん返しと。
途中デラクルスに会うまでは結構間延び感あって、何故にデラクルスがミゲルを助けるのか、初めは身内だし英雄だし、とか思ったが、後から考えると理由が無い。
犬の件とかもツッコミたい。
しかし、ヘクターの拘りとそれから流れる「リメンバーミー」と原題の意味を振り返って考えた時は、素晴らしい胸アツのポイントで涙腺決壊でした。
昨今、墓じまいとか仏壇供養とか、葬式自体の簡略化もあって、家族の、一族の結び付きが崩壊しかかってる日本に於いて、この作品のテーマを「ウザい」「余計なお世話」で片付けてしまう方も多いと思いますが、
世界的には普遍な事であり、祖先を祀る事が大事ではなく当たり前だという事を、改めて示したピクサー渾身の一作でした。
ズートピアといい、世界的に共感を得られるピクサーの熱意、たまげました。
でも、トイストーリー3が一番好き(^^;
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