劇場公開日 2016年9月24日

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「海と空と風と歌声と子供の笑顔、ガザで撮影した映画だったとは。」歌声にのった少年 ころんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5海と空と風と歌声と子供の笑顔、ガザで撮影した映画だったとは。

2023年12月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

前半、子供の笑顔と楽器を探したり、みんなで演奏する姿が実に可愛らしい映画。
子供の生き生きとした眼差しが忘れられない。

海がキラキラして風や光をリアルに感じました、とてもきれいなところだな~と。

歌はね、文化の違いでね、日本の民謡みたいな曲だな~とか思ってしまいました。声の出し方とか伸ばしかたがね。声はきれいでよく伸びる声でした。

子供~大人になる成長物語でもあり、景色もキレイで幸せな気持ちなる映画です。
映画全体がキラキラしています。
笑ってしまうような箇所もあり、暗い雰囲気は全くありません。

ガザの実話だと知っていて見に行ったのですが撮影もガザでしていたとは思いませんでした。その後、このような大きな悲劇に見舞われるとは想像もしませんでした。

中東はいつも揉めているよね、程度にしか当時は考えていなかったんですよね。

もう何年も前に映画館で旦那と見ました、ガザで撮影していたんですね。
とてもキレイな風景が忘れられません。

タイトルがとても可愛かったので見に行くことになりました。
奇跡や偶然が重なり夢は叶います。
安心して見れるサクセスストーリです。

日本はイスラエルとパレスチナとそれぞれでの独立を支持しているけど、欧州が絡むと難しいのでしょうね。

今回の件にだけスポットをあてるとハマスが先にしたことになりますが、報道されない部分も多くあるので何とも難しいです。

ハマスの前政権はイスラエルを国として承認していましたが、ハマス政府は否認したことから、欧米諸国はハマス政府をテロリストとしました。イスラエルは2006年ハマス政府の議員と閣僚の30名超を拘束します、その後、2006年ハマスはイスラエル兵 1 名を拘束しました。

イスラエルって、北方領土と同じですよね。
暴力的に乗り込んでいき住み続けることで国として承認されてしまう。
国として世界が認めること自体が問題なんだろうな。
日本のお隣の国はロシアだから決して他人事でもないんだよ、北海道に来たら怖い。

映画はね、とても素晴らしい映画でした。
キラキラした生命力を感じる映画だっただけに、現状がとてもつらいです。
テンポ良く進むので飽きません。
カメラも私としては良かったです(カメラワーク苦手な映画もあるので)。
内容良い映画なのでおすすめです。

映画の中の美しい景色が垣間見れるガザ地区に、早くもどりますように。
冬休みに子供と見るかな、dvdでてるかな。

追記:イギリスbbcでは、ハマスをテロ組織とは言わないそうで、事実だけを伝えているそうです。イスラエルの前身は◯◯派だという説もありますが報道規制がある日本で真実を探すことは難しそう

ころん