袴田巖 夢の間の世の中のレビュー・感想・評価

袴田巖 夢の間の世の中

劇場公開日 2016年2月27日
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理不尽な冤罪への怒り以上に前向きな希望

冤罪によって48年間もの間、死刑囚として獄中生活を強いられた袴田巌さんの、釈放後の日常をカメラで捉えた貴重なドキュメンタリー。冤罪の理不尽さを社会正義で持って断罪するという方向の作品ではない、袴田さんと姉の秀子さんの淡々とした生活を中心に、徐々に人間性を回復していく様子を詩的に捉えている。

映画序盤の袴田さんの姿は、死刑囚として48年間も閉じ込められると、人間の尊厳はどこまで破壊されてしまうのかまざまざと見せつけられる。何を話しかけてもきちんと認識できていない。完全に支離滅裂で、彼の心は現実世界にあらず、自らの作り上げた世界に閉じこもっている。入所中は、ずっと独房の中を歩き回る癖があったが、その癖が出所後も抜けない。そんな袴田さんの姿を観て冤罪の残酷さに戦慄する、しかし本作はそこからの袴田さんの回復を追いかける。徐々に回復していく袴田さんの姿に希望を感じる。

ローチ
ローチさん / 2018年3月31日 / PCから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  楽しい 知的
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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深い! 優しい映画。笑えるけど辛い。

冤罪という重いテーマの映画なのに、なぜか優しく温かく、
笑っていいのかしらと思いながら、笑ってしまう。
ドキュメンタリーって敬遠しがちでしたが、これは思っていたドキュメンタリーとはちょっと違ってて、まるで劇映画のよう。
また観たい作品。
周防正行監督や、香川リカさん、谷川俊太郎さんなどが応援している映画で信頼できると思って観に行きましたが、これは歴史に残る1本。

Kazue
Kazueさん / 2016年3月16日 / PCから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  泣ける 笑える 知的
  • 鑑賞方法:映画館
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