「エピローグとプロローグに描かれる東北大震災のシーンは、蛇足だと思います。」スターリングラード 史上最大の市街戦 よしさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5エピローグとプロローグに描かれる東北大震災のシーンは、蛇足だと思います。

2021年4月23日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

独ソ戦におけるスターリングラード包囲戦の中の、とあるアパートメントを巡る局地戦を描いた物語。

スターリングラード包囲戦については興味があり、ネット等で調べてはいるのですが、中々ピンとくるものがありませんでした。
この映画は、包囲戦全体ではなく、その中の一市街戦にフューチャーしています。その為包囲戦の全体像は分かりませんが、「市街戦」というものがどういったものか、を想像することが出来ました。

映画は、名もなきロシア兵士たちと取り残された少女の人間模様を中心に描きます。また、ドイツ将校とロシア女性の悲恋等も描かれていて、勧善懲悪に留まらない良さも感じられました。

その分、戦闘シーンは思いのほか少なく、迫力や臨場感に欠ける印象で、「戦争映画」としては面白みに欠けるものでした。
それは、戦争の残虐性を描く反戦映画としても、物足りなさを感じてしまうものでした。

当然、映画としての評価はやや厳しめです。

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よし