劇場公開日 2015年1月23日

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「孤高な戦いの行き着く先とは。究極の騙し合いに酔いしれる。」タチャ 神の手 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0孤高な戦いの行き着く先とは。究極の騙し合いに酔いしれる。

2015年1月27日
PCから投稿

怖い

興奮

知的

【賛否両論チェック】
賛:相手の裏をかいていく登場人物達の行動や、予想外の裏切りの連続に、ハラハラドキドキさせられる。上映時間の長さを感じさせない。
否:展開は結構ご都合主義。花札を知らないと、やや感情移入しにくいかも。グロシーンも多数あり。

 上映時間は2時間半と長めですが、それを感じさせないくらい、ハラハラドキドキの連続です。花札と同様に、ストーリーも一瞬で形成が逆転したり、思いもよらない裏切りがあったりと、スリリングな展開が繰り広げられます。
 難点としては、やはり“花札賭博”がメインなので、花札のルールをしらないとやや退屈なところでしょうか。それでも、最悪ルールを知らなくても・・・なんとか問題ないように、優しく作ってくれてはいます(笑)。グロシーンは結構多くて、手を切り落とされたり、肉片が飛び散ったりする描写がありますので、ご注意を。
 いつも危ないところで助けが入ったりなど、ご都合主義感は満載ですが、満身創痍になっていく主人公が困難にどう立ち向かっていくのか、T.O.Pのファンのみならずとも要注目です。

映画コーディネーター・門倉カド