劇場公開日 2015年6月6日

「いい意味で裏切られた」予告犯 みみずさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0いい意味で裏切られた

2015年6月30日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

萌える

私は同級会には行かない。
昔どれだけワルだったか自慢を聞かせられ、
それでも結果的に今はうまく行っていて、
真面目に頑張っても意味がないと嘯かれるから。
自分がそうしたことで傷ついた人間がいることを、
微塵も気にしていないその厚顔無恥さに唾棄したくなるから。
だから、この映画にはネットに巣くうワルを掃討してもらい、
爽快感を味わえることを期待していた。
だが、そんな私の浅はかな期待を上回る出来映えだった。
生田斗真の憎らしいほどのかっこよさが、心に染みた。
おそらく考え方としては私が近いのは戸田恵梨香の方だが、
頑張れるだけ幸せだったというのは、最近よく実感するところだ。
戸田恵梨香の最後まで乗せられてやろうじゃないの❗というのも小気味良い。
杉下右京なら頬をプルプルさせて、空気を読まない正義を振りかざすところだろう。
あまりにできすぎ❗の感は否めないものの、程よい心地よさが残った。

コメントする
みみず