抱きしめたい 真実の物語のレビュー・感想・評価
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期待していましたが…
映画を昨日観てきました。抱きしめたいというタイトルと主題歌、役者さんのイメージが先行してしまい、ものすごく感動、涙を予想していましたが、思いの外そうでもなかったです。良い話ではありますが、泣きたい感動したいと思う人には向かないかもしれません。ただ、諦めてはいけない、前向きに生きようという部分ではとてもポジティブな映画だと思います。
ピュアラブストーリー
個人的にはDVDでもう一度観たい作品ですね。この作品は障害経験者と未経験の方では感動値が違うような気がします。ユナイテッドシネマで二回観て、缶バッジが当たりましたので星5個!わらひ。(゚O゚)\(- -; 。
素直に感動出来なかった。
先にドキュメントをテレビで見たのが失敗でした。
本物のリアリティが頭に残っていて、やはり
作り物の映画に素直に入っていけなかった。
生きる事のすごさ、人を失う悲しみは、やはり
ドキュメント番組には敵わない。
俳優さん達は頑張っていたと思います。
しかし、トレンディー俳優と女優では
やはり美化された感が強い。
錦戸君も北川さんも顔が良すぎる。
一番の問題はこの作品の構成です。
悲しみを強調するでもなく、障害者を
描くでもなく、淡々とした時間だけが過ぎる。
徹底的にリアリティに拘るか、
思いっきりエンターテイメントに徹して
悲しみを強調するか、中途半端な印象でした。
安室奈美恵のテーマもいい曲なのに、
劇中では使用されておらず、
テレビCMに騙された感じかな。
映画をみて興味ある方は、ドキュメント番組の
方をぜひ、オススメします。
こちらの方が断然、リアルに心に残ります。
最後にご本人の映像が出るので見逃さない様に。
めっちゃいい。
めっちゃ感動しました。
見てから1週間程経っていますが、主題歌の安室奈美恵さんの『TSUKI』を聴くたびに感動が蘇ってきます。
錦戸亮くんの役者魂、北川景子さんの演技力に圧倒された作品でした!
見ないと損ですよ!
頑張って演じたんでしょうが、残念。
中盤以降、何をいいたいのか、まとまりがない印象が残って、残念。私自身の経験から家族のリハビリ経過のビデオ記録はあり得ないと覚めた気持ちになってしまった。演者は頑張ってると思いますが。
それにしても、北川さんはツンデレの女王ですね。平山あや、佐藤めぐみ、も、いいね!でした。
久しぶりにいい映画を観れました!
実話をもとに作られた映画だったので、単なる泣けるだけの映画だと…あまり期待せずに観たのですが、親子の愛・友情の愛・恋人同士の愛が散りばめられた凄い映画だと思いました。
笑えるシーンもいくつもあったり、温かさや優しさにジーンとしたり、観おわった後に心があたたかくなりました。
映画を見てあまり泣かない私ですが、何度か泣いてしまいました。
この映画はなごみ君へのプレゼントなのかなと思うと、塩田明彦監督の誠実さによけい泣けてしまいました。
主演のお二人はホントに素晴らしかったです。すごく自然に役にはまっていました。國村隼さんも良かった~。最高のキャストです‼
ぜひ、もう一度観に行きます。
良い意味で予告を裏切られた。 お涙頂戴にしていないのが好印象。
映画館で何度も予告編を観て釣られてしまったクチです。
よくある泣く泣く的な作品と思ったら
いざ観たら、全くそうではなく
ドキュメンタリーに近い感じでした。
他の方が既に書いておられますが
人の不幸の話は脚色如何でいくらでも
お涙頂戴的な形に仕上がるんですよね。
それを逆に真っ向から否定し、
ドキュメンタリーのような感じに仕上げているのは
非常に好感が持てました。
ただ生活感満載だけでは映画作品として話にならない。
かといってフィクション満載にしてしまうと
いかにも「作られた」映画の雰囲気しか残らない。
この作品はちょうどその二つの境界線の真ん中をいってると思います。
そうして考えると、メインキャスト二人
錦戸亮・北川景子の演技が素晴らしい。
違和感をほぼ感じさせないくらい役に溶け込んでいました。
脇のキャスト陣も演技含めて作品にほぼ完全にマッチング。平山あやとか、ジモンさんとか、チラ登場だけでしたが窪田正孝とか。
とくに二人のそれぞれの両親役が流石の演技でしたが、その中でも國村隼さん演じる父親はいい役回りでしたね。
ただ、随所に入るメッセージで、観る側の
没入感が削がれるのがちょっと残念。
敢えて読ませるが作品の方向性であり、
安易に語り部に語らせて分かり易くしないという意向にも見えますが…。
久しぶりに
見終わってからジワジワくる作品であり
良い意味で考えさせられる作品でした。
エンドロール後にもワンカットあるので
時間のある方は是非。
感動作!甘々ではない、泣かせるだけではない
数ヶ月ぶりに邦画をみましたが、
これは本当にみてよかった。
いい意味で予想がたくさん裏切られ、感動しました。
ラブストーリーもしっかりと展開するのに、主人公の性格から清々しいくらい軽やかで、甘々になってません。
家族友人との関係、障害や病気について押し付けられるのではなく自然と気づかされる。
恋人への想い、親心、健常者と障害者の分け隔てない関係、少しユニークな友人や親戚。いつのまにかもの凄くあたたかな気持ちで満たされました。
主演2人とその両親役の俳優陣がとても素晴らしかった。 とくに、若い主演二人がこれほど表現豊かだとは
BGMの意外性や台詞もよい。
長回しも効果的につかわれ、印象深い場面ができてました。
予測に反しもらい泣いてしまう場面もあり、後半にあるナレーションは胸にのこる重みと切なさがあるのに、決して余韻が悲しくならない。そこがまた素晴らしかった。ひたすら愛を感じられる作品。
お勧めです。
『人の不幸をこれ見よがしなお涙頂戴話に仕上げて、観客に気持ちよく泣いてもらって終わり、みたいな映画には決してしない』
タイトルは本作の監督、塩田明彦監督の言葉から拝借。
安易に人の不幸を売り物にしている映画や、人の不幸で泣こうという観客に怒りすら覚えているかのような言葉が、同じ思いを抱く者として共感できたので。
この映画は、不幸の押し売りも涙の押し売りもしない。
いかにも涙を誘うような哀しげなピアノ曲の劇伴もなく、…というよりは登場人物の心が弾むシーンだけにハワイアン調の軽快な劇伴が流れ、それ以外は、無音だ。
そして長回しのシーンがとても多い。(しかもテストもなしだったとニュースで見た)
それが登場人物をとても生っぽく見せ、臨場感あふれる画面になっている。自分とスクリーンの中の登場人物との距離が0になったようで、世界に没入していた。
話は、妻を亡くし、子供と2人で暮らしている夫・雅己の回想形式で始まる。といっても彼らの周りには、彼らと故人を慕う仲間や家族であふれていて、そんな冒頭から思わず涙がにじんでしまった。
また、シーンとシーンのつなぎもとても秀逸。
テンポ良く進むのに無理がなく、程よくこちらに想像を膨らませる余地も残してくれる。
あまり詳しく言ってしまっても、と思うので好きなシーンを2つ。
楽しいはずの遊園地デートがとある出来事でぎこちなくなってしまった時に、雅己が突然あることをするシーン。2人は思わず笑ってしまい、いい雰囲気に戻る。
ちょっとしたことではあるが社会からつま弾かれてしまったつかさのために突拍子もないことをして笑わせる、その不器用な優しさが心地よくて染みた。
もう1つは、予告でも使われていた気がするシーン。雅己がとある歌を歌っているのだが、前後のシーンと合わせると、よくぞそんなドンピシャな歌が!と思ってしまう歌詞(笑)
真面目なシーンではあるのだが、飄々と歌っている雅己と歌と荒波の風景がマッチしすぎていて妙に可笑しいシーンだった。見てもらえれば言っている意味がわかります。
とてもいい余韻の残る映画だった。
キャストは全員宛て書きかと思うくらいハマっていて魅力的。
なにより、この手の題材を、こう調理した塩田明彦監督の手腕と勇気と誠実さに拍手を送りたい。
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