劇場公開日 2014年12月13日

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「トーリン王よ、永遠に」ホビット 決戦のゆくえ bunmei21さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5トーリン王よ、永遠に

2018年10月1日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

『ロード・オブ・ザ・リング』の前哨戦としての『ホビット』3部作シリーズの完結編。これを観ることで、ビルボ・バギンズが偏屈爺さんとなって『ロード・オブ・ザ・リング』の最初に登場するシーンに繋がり、その舞台設定や人物関係、中つ国の中での国同士の関係性も明らかになる。

『ロード・オブ・ザ・リング』を最初に鑑賞した時、正直、人物や国の数が複雑で、それぞれの関係性を理解するのに、なかなか難しかった。この3部作を観て、エルフとドアーフが犬猿の仲であること、サルマンは最初は味方だったこと、サウロンのあの炎の目が意味するモノ等も納得できた。改めて、『ロード・オブ・ザ・リング』の3部作も観たいと思う。

2作目で、ビルボ達一行は、ドアーフの国に住み着いていた邪悪なドラゴンを出し抜き、国から追い払うことに成功。しかし、その代償として、ドラゴンは湖の街を火炎で襲い始める。そこに立ち上がったのが、前作からドアーフの一行に協力していたバルド。ドラゴンを強力な矢の一撃で倒し、湖の民を率いて、新たな住みかとして、ドアーフの国へと救いを求める。

しかし、ドラゴンから国を取り戻したドアーフの王トーリンは、地下の莫大な財宝に目が眩み、友や仲間、名誉も捨て、財宝を守ることに執着し、バルドの要求を跳ね返す。そこに、森のエルフの大群が、自分たちの財宝を取り返そうと現れたり、サウロンは、アゾグが率いるオークの大群を差し向けたりと、ドアーフ・エルフ・オークの三つ巴の激しい闘いが始まる。その闘いのキーマンとなるのが、指輪を手にしたビルボだった。

映像は、これまでの2部作以上に、壮大なスケールで描かれており、最後の30分以上に渡る戦闘シーンの迫力は、圧巻❣ しかし、劣勢だったドアーフ軍が、トーリンを中心とした十数人が加勢しただけで、一気に戦況が逆転するのは、ちょっとご都合主義の展開だった。

それにしても、このシリーズの世界観を創り上げる映像技術と製作財力、豪華なキャストは、日本映画が、いくら頑張っても超えることのできない高い壁を感じる。

bunmei21