湯の町情話

劇場公開日:

解説

製作は池田一夫。「七つの星座」の倉田勇が脚本を書き、「海魔陸を行く」の伊賀山正徳が監督に当っている。カメラは西川庄衛。出演者は「吾子と唄わん」の折原啓子に大映の新人菅原謙二に木匠久美子。真山くみ子などで、壽々木米若口演の浪曲映画である。

1951年製作/77分/日本
配給:大映
劇場公開日:1951年8月17日

ストーリー

伊豆の湯の町で一番の売っ子芸者小雪は、怪我をして神崎病院にかつぎ込まれた美濃部潔と再会した。彼は小雪にとっては母の主人筋の息子で、忘れ得ない人であったが、終戦後行方が知れなかったのだった。潔は戦争で父母も家も失い、土建会社矢代組に勤めながら静岡の大学で建築を学んでいた。再会に喜んだ小雪は潔の学資を負担させてくれと申し出、やがて二人は愛し合うようになったが、小雪に野心を持った矢代健吉は、秘書の津村を使って小雪は自分の妾だといいふらさせて潔との仲を裂こうとした。伊東市の公会堂設計に当選した潔は、死んだと思った許婚者の緑とも再会、矢代からの脅しで小雪と別れることを決心するが、小雪は自分に迫る矢代を果物ナイフで刺した。ともあれ潔の晴れの賞状授与式を見たいと小雪はそのまま行方知れずになったが、矢代の傷は軽く、潔たちの必死の捜索で小雪も危いところを救われた。

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