グッドバイ(1949)
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グッドバイ(1949)

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解説

製作は「流星」の青柳信雄。原作は朝日新聞に連載された故太宰治の遺作で、これは彼の自殺によって十三回で中絶されたものである。これを「狙われた女」「幽霊曉に死す」「青い山脈(1949)」(今井正と協同)の小国英雄が脚色した、監督は「今日われ恋愛す」につぐ島耕二。キャメラは「結婚三銃士」の三村明が担当する。主演は「春の戯れ」の高峰秀子「不良少女(1949)」の森雅之「麗人草」「流星」「別れのタンゴ」の若原雅夫「女の闘い」の三村秀子で、それに「地獄の笛」の江川宇禮雄「麗人草」の高田稔「白髪鬼」の霧立のぼる「結婚三銃士」「のど自慢狂時代」の清川虹子「結婚三銃士」「異国の丘」の清川玉枝らが出演する。

ストーリー

雑誌「オベリスク」の社長関根は金主船越から「お前のとこの田島という男にうちの娘がぞっこんなんだ」と聞かされおどろいた。何んとしても田島と船越の令嬢を結びつけなければならない。ところで田島は編集長で希代の美男、そしてドンファンである。関根から頼みこまれて田島は大弱り、田島には今四人の女がいる。どれも美人でかんたんにはグッドバイということにならぬ。よほどスバラシイ美人でもつれて「実はこれがワイフです」とでもやらなければならない。そんなスゴイ美人は仲々いない田島は思案にくれてまちをあるいていると「田島さんでねえか」と背中をたたかれふりかえると目のさめるようなすばらしい服装をした美人田島が目をみはっていると「おらを忘れたかニイ」と異様なことば。ハッと気のつく田島。この女は前々から田島の社へ紙を売りこみにくるカツギヤだった。「オラだってたまにはいいかっこしたっていいだろ」そういう女きぬ子の顏はものさえいわなければ大家の令嬢とまがうばかり。田島はハタと手をうった。そしてここで二人の契約が出来、きぬ子は物をいわぬことにして田島の仮のワイフとなり、田島の四人の女を田島とともに訪れ、美容院のマダム蘭子、芸者の鈴龍、カストリヤの女将たまとそれぞれグットバイ宣言にのりだす。だれもみんなきぬ子の美ぼうに圧倒され、声をのんで田島のいう「グッドバイ」に泣きくずれる、最後に女給のケイ子を訪れるが彼女は二人の姿をみただけで姿をくらます。まず計画は成功。いよいよ関根と共に船越邸にのりこむが、さて現れた令嬢はきぬ子にそっくり、田島はぎょう天する。しかし他人の空似と思ってこの美しい令嬢絹代に求愛する田島を絹代は--実はきぬ子だった--軽くおさえて外出してしまう。あとで絹代の実態を知って田島は、全く放心、最後の女ケイ子のところへたどりつく。裏切られ、しかもなお田島を愛するケイ子に田島の傷ついた心がいやされるかに思った日、絹代が現われ、こんな男でも「愛によって許す」ケイ子の姿を見、絹代はかつて信じ愛したがちょっとしたあやまちのために「グッドバイ」をいった青年、敬太を許すためにとび出した。...

スタッフ

監督
脚本
小国英雄
原作
太宰治
製作
青柳信雄
撮影
三村明
美術
下河原友雄
音楽
鈴木静一
録音
神谷正和
照明
大沼正喜

キャスト

作品データ

原題 Good-Bye!
製作年 1949年
製作国 日本
配給 新東宝
上映時間 99分

提供:株式会社キネマ旬報社

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