若者よ! 恋をしろ

劇場公開日:

解説

藤本真澄、根津昇、金子正且の共同企画による東映東京現代劇。永来重明・並木透の原作より、「十代の秘密」の須崎勝弥が脚色し、「花と竜 第一部」「花と竜 第二部」の佐伯清が監督している。撮影は「少年姿三四郎 第一部山岳の決闘 第二部大川端の決闘」の佐藤三郎の担当。出演者は「母恋人形」の波島進、「女の暦」の杉葉子、三島雅夫、「里見八犬伝(1954)」の田代百合子、「かくて夢あり」の小林桂樹のほか、「学生五人男」の高木二朗など。

1954年製作/92分/日本
劇場公開日:1954年7月4日

ストーリー

木村商店の二階に下宿する今井田、深見の両君はMデパートの入社試験に出掛けた。専務弥富太蔵の令嬢綾子は深見の飾り気ない風貌に心惹かれ、父に採用する様進めたが、深見は不合格と決った。合格した今井田も希望外の配達係に配置され、そこで京子と知り合い、日に日に親しくなるが専務の囲い者若駒秀が今井田を誘惑しようとしたことから、京子は誤解して今井田と口を聞かなくなった。一方、深見は今井田の計いで太蔵の家の家庭教師となり、再び綾子と会う事が出来るようになった。太蔵は今井田と深見の先輩氷川に対し、駒秀の誘惑を通して六十万円入れた菓子箱を贈賄するが、ヒステリックな氷川の妻泰子は、ゴミ箱に捨てた。翌日のクラス会で泰子よりこの話を聞いた駒秀は、バタ屋からこれを取り戻し、太蔵に返すが、却って千代子夫人の発見するところとなった。深見はこの事件にまき込まれて綾子との交際を禁ぜられ、一本気な彼は追いすがって慰める綾子に平手打を喰わせた。傷心の深見は氷川の紹介で就職のため奄美大島に発つ決心をした。誤解もとけて一緒に送りに来た今井田と京子の後には、二人の連絡で駈けつけた綾子の姿も見えた。

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