血ざくら判官

劇場公開日:

解説

「謎の黄金島」の高岩肇の脚本を「殴り込み二十八人衆」の萩原遼が監督している。撮影は「謎の黄金島」の吉田貞次、音楽は「殴り込み二十八人衆」の山田栄一。出演者は「続南国太平記 薩南の嵐」の片岡千恵蔵、「水戸黄門漫遊記(1954)」の千原しのぶ、原健策、坊屋三郎、「第二の接吻」の三浦光子、「番町皿屋敷 お菊と播磨」の進藤英太郎などである。

1954年製作/90分/日本
劇場公開日:1954年3月17日

ストーリー

江戸に贋小判が流通し、そのため倒産して自殺する者が続出した。金さんは同じ長屋の錺職人弥七の態度を怪んで目をつける。久しぶりで金さんが善兵衛長屋へ帰ると、そこでは芸者小春は好色な流山に追われ、弥七の娘お菊は佐渡屋の餌食になり掛っている。勘三は姉お光の愛人である佐渡屋の伜達之助の罪を負って島流しになったが帰ってみると姉は子供を生んで捨てられていた。弥七はお菊に何か秘密を打明けようとして、誰かに殺された。その屍体の背には十文字の烙印がある。何故か佐渡屋は長屋を買取って一同を迫出し、お菊を妾にしようと相模上りの角を使って脅迫する。其頃流山は錺職惣吉を誘拐し、自宅で贋金を刻ませていた。彼と佐渡屋が贋金作りの首領だったのだ。数日後惣吉の屍体が川に浮んだ。勘三は佐渡屋と争い、お光は弟を助けようとして却って佐渡屋を死なしてしまった。現場に現われた金さんは、再び佐渡屋の背に十字の烙印を見た。流山に屈している南町奉行紺野は長屋の者たちの証言を無視して、姉弟を罰しようとした時、上意書を手に現われて二人を救ったのは、町奉行遠山金四郎こと、長屋の金さんであった。弥七は島破りの罪人だったが、佐渡屋たちはそれを種に脅迫して贋金を造らせていたのである。かくて流山は捕えられ、紺野は自害して江戸に平和の日が訪れた。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く
関連DVD・ブルーレイ情報をもっと見る