雨に咲く花

劇場公開日:

解説

窪田篤人の原作を、原作者自身と中島義次が脚色し、「ある恋の物語」の中島義次が監督した歌謡映画。撮影も「ある恋の物語」の中尾利太郎。

1960年製作/53分/日本
原題:Outlaws in the Skies
配給:日活
劇場公開日:1960年11月30日

ストーリー

ダフ屋の修吉は女をすぐモノにするハンサムな男だ。ゆみという女をたくみにホテルに連れこんだ。が、彼女の身の上話を聞くともう体に触れる気はなくなってしまった。殺人犯の娘で、会社もクビになったが、父は決して人殺しじゃないというのだ。ゆみに残されたものは死んだ母親の遺品であるダイヤの指環だけだった。修吉は力を貸すことを約束した。二人は犯行のあった隅田川ベリの倉庫へ行った。その辺に沢山もやっているだるま船を見た修吉は、船頭の目撃者がいるにちがいないと思った。ゆみは指環を売ろうとした。修吉が高く売りつけるからと預かった。修吉の情婦だと自称するべべが、ゆみを呼び出した。指環は修吉と自分の遊びの資金になるのだと言った。絶望したゆみは、父の孝平に会いにいった。彼は指環は偽物だと言った。その頃修吉は親分の岩沢にヤキをいれられていた。十万円で買ってくれと持ってきた指環が偽物だったからだ。岩沢は人を殺してくれば十万円やるという。殺人現場だった例の倉庫に呼び出されたのは、老船頭の源作だった。源作は「ここで殺された男のことはしゃべっちゃいねえ」と叫んだ。目撃者は源作だったのだ。真犯人は岩沢だった。岩沢は相棒の黒木と共謀して倉庫から荷抜きをやると、黒木を殺して罪を倉庫番の孝平になすりつけたのである。すべてを知った修吉は、源作を警察に走らせた。そこへ、岩沢がきた。二人の男の格闘が続いた。遂に修吉のナイフが岩沢を刺した。修吉は自首すべく歩き出した。見送るゆみは心の中で「いつまでも待っているわ」と叫んだ。雨が降りだした。

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