強くなる男

劇場公開日:

解説

「ヒマラヤ無宿 心臓破りの野郎ども」の松浦健郎のオリジナル・シナリオを「弾痕街の友情」の村山三男が監督したアクションもの。撮影は「みだれ髪」の渡辺公夫。

1961年製作/90分/日本
配給:大映
劇場公開日:1961年12月8日

ストーリー

東洋産業社長秘書剣道五段風馬健次は、西海工業とのフェンシング対抗試合にかり出され、敵の主将の鋭い剣に圧倒され完敗した。ところが、敵の主将は意外にも美しい女性池田伸子だった。その夜、木崎とやけ酒を呷った風間は、偶然会津工場から出張して来た飛田課長と逢った。東洋産業では、会津工場に隣接する土地二十万坪を買収、第二工場を建設する予定なのだが、その附近に温泉が出るという噂が立ちはじめ、地主達が地代のつり上げを策し、買収は思うように行かなくなっていた。この買収に失敗すれば、岩品社長は退陣を余儀なくされ、陣野専務が昇格するだろうと噂され、会社は二派に別れ反目し合っていた。風間は飛田から、彼が陣野と組んで何か関係があることを知った。岩品社長は、風間を会津工場へ転勤させた。これには、風間に現地の情勢を探れという含みがあった。赴任の途中TVのディレクター沢田と風間は知り合った。現地についた風間の仕事は女工の監督であった。女工のテルは一目で風間にホの字、強引に風間の荷物を自分の家に運びこんで下宿させてしまった。日が立つにつれ風間はいろいろな事を知った。中井工場長と、土地買収反対同盟会長角丸親分とが組んでいて、バーのマダム春江が温泉研究所長の妾だったり、沢田が意外に正義感の持主だということだ。そして、突然、池田伸子が風間の前に現われた。伸子の父は以前ここの所長で、その父が病気になったため伸子は大学を止めてここの温泉研究所に就職して来たのだ。そんなうちに--。温泉が湧いた。土地買収は失敗に終ったのだ。社長は総本社に辞表を提出した、風間はあきらめなかった。沢田も風間に協力した。その結果、温泉は出ても、それを発掘するには莫大な費用がかかり、倒底、採算が合わないことが判った。陣野一味は早くからこのことを知っていて、岩品社長退陣後、土地を安く買い叩く腹だったのだ。地主達はそれを知って風間についた。陣野専務と角丸組の乾分達はヤケクソだ。両派の大乱闘となった。風間、沢田の正義の鉄拳は爆発した。応援の伸子、テルの顔も明るかった。

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スタッフ・キャスト

監督
脚本
松浦健郎
企画
三輪孝仁
撮影
渡辺公夫
美術
高橋康一
音楽
新藤猛
録音
三枝康徐
照明
泉正蔵
スチル
宮崎忠郎
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