餓鬼草紙
ホーム > 作品情報 > 映画「餓鬼草紙」
メニュー

餓鬼草紙

劇場公開日
  • 特集
  • インタビュー
  • 予告編・動画
  • 映画評論
  • 関連ニュース
  • レビュー
  • 動画配信検索
  • DVD・ブルーレイ
  • 映画館
最新情報はこちら

解説

いわゆる“映画界”とは無縁な場所で、映像を創りつづけて来た「すばらしい蒸気機関車」の高林陽一の第一回長編劇映画。出演者が四人、せりふ・音楽を全く使用しないという異色作。脚本は松井智彦、監督・撮影は高林陽一。

ストーリー

とある湖畔の町の一寺の住職として、三十五歳の僧侶は、その日その日を、寺務と勉学と、仏との対話のうちに送っていた。僧の身辺の世話をする先代、先々代、いやもっともっと昔から、この寺に仕えてきた老婆の存在は、寺そのものともいえる。僧と老婆の静かな生活ー一。この、美しい、結晶のように、凍結した“生活・時間”と僧の内側の世界は、何が起ろうとも乱れることはなかった。ある雨の激しい日、一人の少女が疲れきった足をひきずって、寺の石段を登り、本堂の前で力尽き、倒れた。僧によって救われた少女は、行くあてもないまま、寺にとどまった。老婆は、我が娘のように少女を愛した。仏の慈愛にも似た、その深い愛に、少女の過去に受けたであろう心の傷も治癒され、次第に寺の生活に馴染んでいった。夏の盛りのある日。寺の裏山で銃声が聞こえ、一人のハンターの青年が現われた。その青年は少女をひと目見て以来、心を奪われてしまった。そして、青年と少女は、森の中で結ばれた。最初は多少の抵抗を示した少女だが、この自分にふさわしい青年の愛を受け入れた。一月。涼しい風の吹きぬける本堂で語りあっていた青年と少女は、自然に抱きあい、激しい愛撫の世界へと没入した。その時、偶然通りかかった僧侶は、その場を目撃し、愕然と立ちすくむのだった。しかし、その後の生活は外見的には、何の変化もみられなかった。初秋の気配か忍びよる頃。僧は突然、断食の荒行に入るといい本堂に坐りこんだ。何故、急にそのような荒行に入るのか、老婆にも、少女にもわからなかった。一日、一日と僧は衰弱していった。青年と少女は、その機が熟したので、寺を出る決心をした。輝かしい朝。若い二人の“信頼”が一つの生活に向って歩き始めた。その間にも僧は衰弱していき、やがて力尽き、本堂の床に死んだ。その死顔は“餓鬼”であった。老婆が焼く枯葉から、白い煙が低くたなびき、光がゆれ、影が動いた。境内は静かだった。何事もなかったかのように……。...

スタッフ

監督
脚本
松井智彦
企画
高林陽一
製作
高林輝雄
制作補
真田正典
撮影
高林陽一
美術
内藤昭
音響
倉嶋暢
照明
石原喜三
編集
高林陽一

キャスト

作品データ

製作年 1973年
製作国 日本
配給 その他
上映時間 90分

提供:株式会社キネマ旬報社

このページの先頭へ

最近チェックした履歴

映画の検索履歴

他の映画を探す

映画館の検索履歴

他の映画館を探す

特別企画

Jobnavi