劇場公開日 1982年7月23日

「近親相姦という社会的憎悪を感じさせない日活ロマンポルノの傑作!!」ピンクのカーテン ナオックさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0近親相姦という社会的憎悪を感じさせない日活ロマンポルノの傑作!!

2021年3月4日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

作品が撮られた1982年はまさにバブルの絶頂期!?
近親相姦をテーマに「セックスに必要なのは愛か?それとも性欲・肉欲なのか?」を問いかけた作品でありながらその時代性か、あるいは近親相姦に現代のような罪意識が乏しかったのか? 意外な程あっけらかんとした形で作品は描かれている。
ジョージ秋山の原作は未見であるが、どこか陰惨なイメージが付き纏うにも関らずである。
美保純のまだ初々しさが残る演技と阿部雅彦の絶妙な距離感が作品にこの上ない緊張感を与えている、まさに日活ロマンポルノを代表する傑作!!

ナオック