誘惑(1924)

解説

F・カールセン氏とイヴァン・シュミット氏の原作に基き、ゲルハルト・ランプレヒト氏の監督したもので、主役は「スワリン姫」「コーカサスの春」等出演のクセニア・デスニ嬢である。相手にはフリッツ・アルベルティ氏、エルシー・フラー嬢等の新顔が出演している。無声。

1924年製作/ドイツ
原題:Temptation

ストーリー

ジャン・テルブルックの妻ブランシュは、夫の入獄中医師の勧めに従って女中のジオルジェットを伴い、風光明媚なニースへ出かけた。偶々夫人は瀕死したので、虚栄に憧れる二人の娘ジオルジェットは、せめて一度だけでも華美な衣裳を着てみたかったので、そのままブランシュ夫人に成り澄した。放免されたジャンは妻の跡を追ってニースに来る。ジオルジェットの生活はソリヤ男の愛を得て更に楽しいものであったが、ジャンはジオルジェットを手先に使って、男爵から金を捲き上げさせた。しかし清い心のジオルジェットは男爵を救い、自らもジャンの手を逃れ、彼女が女中時代から愛してくれるミルスと結婚する事となった。

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