処女のめざめ

劇場公開日:

解説

この作品が初めてのエドワード・ダインが脚本・監督した。撮影はブルーノ・レティツィア、音楽はウーゴ・カリーゼが担当。出演は処女出演のマリサ・ソリナスのほかダン・ハリソン、ハインリヒ・レーウィンケル。製作はこの映画のために独立プロを設立したジョゼフ・ジュストマン。

1965年製作/イタリア
原題:Vigin for the Devil
配給:NIC
劇場公開日:1967年3月7日

ストーリー

真夏の太陽がふりそそぐ地中海に浮かぶ孤島。そこには生れつき口は利けなかった心のやさしいパコ(D・ハリソン)少年と黒い瞳のかわいい娘シータ(M・ソリナス)が、兄妹のように楽しい毎日を送っていた。そんなある日、悪事を重ねてきた男フィル(H・レーウィンケル)が島に流れ着いて、シータのいる酒場に来た。シータはフィルの持っているネックレスに目を見張り、もっといろいろの飾りが欲しくて何とか彼の気に入られようと懸命であった。フィルの方でも野性的魅力のあふれたシータを手に入れようと、寛大な態度をよそおうのだった。そしてフィルはシータとの結婚までこぎつけた。その夜、シータはフィルに身も心も捧げ、素晴らしい朝を迎えた。しかしフィルの姿は見えず、彼女は、フィルに裏切られたことを知った。くやしさで胸一杯のシータは、モーターボートで海を去るフィルの姿を追って、海辺をかけた。涙にくれるシータを優しくいたわったのは幼ななじみのパコ少年であった。パコの晴ればれとした顔に、シータは新しい喜びをみとめて、彼の存在を心強く思うのだった。

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