集団脱獄

劇場公開日:

解説

ディノス・ディモポウロスがシナリオを執筆、演出した愛欲アクションドラマ。撮影はニコス・カボウキデス、音楽はスタヴロス・サルカコスが担当した。出演は「めまい」のレフテリス・ボウルナス、アンナ・ベネティ、ゾラス・サペリス、フロレッタ・ザナほか。

1963年製作/ギリシャ
原題:Amok
配給:昭映フィルム
劇場公開日:1964年12月11日

ストーリー

夜の女の矯正収容所。更生施設といったものは皆無に近く収容されていたリーダー格のサラ(フロレッタ・ザナ)ら十人の女たちは、秘かに脱走計画をたてていた。その機会が突然訪れた。仲間の一人が死に、霊柩車に同乗して脱走に成功したのだ。必死の逃亡を重ねて船を盗みだし、エーゲ海にある小島に辿り着いた。しかし無人島のはずの島に、七人の荒くれ男がいた。元ナチ親衛隊のヨハン(ゾラス・サペリス)と彼の息子ピーター(レフテリス・ボウルナス)らに率いられた連中で、第二次大戦中にユダヤ人から奪ったという貴金属を掘り出しに来たものだった。一隻の巡視艇が女達を探しに来た。だが、ヨハンが巧みにごまかして追い返した。女達は男達に頭があがらず、翌日からは男達の機関銃に威嚇されながら穴掘りをせねばならなかった。ただピーターだけは、女たちに優しかった。しかし、女の一人が男たちをダイナマイトで殺そうとして果せなかったことから、奴隷使役所の様相に変った。叩かれ、犯され、疲労しながら女たちは宝探しの穴を掘っていった。だが女たちはそんな中でも共謀していた。ピーターをおびき寄せて殺すように見せかけヨハンに彼女たちの離島を同意させようという計画だった。だがその計画も失敗し、サラはピーターに射殺されることになった。サラを愛しはじめていたピーターはひそかに彼女を逃がした。宝石類は発見されない。ついで、女の中からもう一人の犠牲者が出た。強制労働と強姦で体をこわして死んだのだ。その女を埋めようと掘った穴から、宝石類が出てきた。その頃、女達は野原に火をつけ、逃亡を試みていた。男達の銃が女達に向けられたとき、警備艇が来た。サラの連絡によるものだった。

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