スエーデン物語

劇場公開日:

解説

スウェーデンの田園を背普に、赤裸々な性の問題をとらえた作品。監督は「禁断」のオーケ・ファルク。原作はアルトゥール・ルンドクビスト、脚色は「禁断」のラルス・ウィディングとオーケ・ファルクが担当。撮影は「蛇」のマック・アールベルイ、音楽は「禁断の夜」のゲオルク・リーデル、製作は「年上の肌」のトーレ・ショーベルイが当っている。出演は「恍惚の泉」のジオ・ペトレ、「夜のたわむれ」のケーベ・イエルム、「禁断の夜」のハンス・エルンバック、ディアナ・チャール、エリック・ヘル、ケイ・ボンド、マッツ・オーリンなど。

1968年製作/スウェーデン
原題:Vindingevals
配給:松竹映配
劇場公開日:1969年9月27日

ストーリー

スエーデン北部のとある村。そこの主な住人は過去男関係を断ち、今は信仰に生きる女ハンナ(G・ペトレ)、雑貨商ハーカンソン(C・ボンド)、ジプシーのクロン(E・ヘル)とその一族のグスタフ(H・エルンバック)、思春期の少女エルビラ(D・ヤール)などであった。今日も、エルビラは学校の帰りに、少年たらから金をもらい、自分の大切な部分を公開したりしていた。そして、ついにある日、アンデルス(M・オーリン)という少年を、教会の中で、彼女の方から犯してしまった。また、グスタフに思いをよせる少女リニアは、婚約を解消し、彼と結婚のちぎりをかわしてしまった。そんな頃、いつの間にかこの村に住みついた、正体不明のオーストラリア人(K・イエルム)は、教会の女教師ハンナに欲情を感じはじめ、ある夜、彼女の寝室に侵入した。女の性の悲しさか、その夜以来、彼女はオーストラリア人との激情に、夜ごと身をまかせるようになってしまった。だがやがて彼女は、その男にあっさり捨てられてしまい、村を去った。そのかわり、その男の家には、エルビラが女房気どりで、住みつくようになった。やがて村ではリニアとグスタフの結婚式が盛大に開かれた。静かな村をにぎわした数々の事件も、このようにして結末を迎えた。村にはふたたび平和がきた。

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