Mr.ノーボディー（1979）

解説

金も力も、そして名前もない“ノーボディー”の破天荒な世渡りぶりを描くクンフー映画。製作はリ・イェン・チョウ、監督はカー・マック、撮影はフォ・ウィンが担当。出演はブルース・ルー・カーウィン、ディーン・サキ、レオン・カーヤン、アー・コウなど。

1979年製作／香港
原題：無名少年
配給：松竹
劇場公開日：1979年12月8日

ストーリー

親も知り合いもいない、そして名前などもたない青年（ブルース・ルー・カーウィン）は、幼ない頃から貧しい暮しを続けているが、人を騙すのは得意中の得意。でもケンカはまるっきりダメなので、なんとか強いクンフーになりたいと思っていた。ある日、“先生”と呼べる人に会った青年は、勇んで弟子入りしたが、この先生は、金に目がなく金の請求ばかりする。しかし、先生の悪友がやってきて、5千ドルという大金を払うから、人を殺してくれと先生に頼んだことから、恐ろしい殺し屋に狙われることになり、結局は先生と訣別。今度は、もの静かな老人と出会い、そのすごい腕前にまたまた弟子入り。しかし、街に出かけた際に再び出会った例の殺し屋に老人は殺されてしまった。復讐心に燃えた青年は、ある日、再会したあの“先生”に仇討ちの手助けを頼み、死闘の末やっと仇を討つのだった。