ロッキーの春風

劇場公開日:

解説

歌と踊りの天然色女優ベティー・グレイブルのわが国初登場作品で、「大城塞」のジョン・ペインと、ベティの夫、ハリイ・ジェイムズが、その楽団を率いて共演する1942年テクニカラー映画。製作は「凸凹スパイ騒動」のウィリアム・ルバロン、監督は「風を起す女」のアーヴィング・カミングス。フィリップ・ワイリー(婿探し千万弗)の原作をジャック・テリイ(囁きの木蔭)が潤色し、ウォルター・バロックとケン・イングランド(虹を掴む男)が脚色した。撮影は「折れた矢」のアーネスト・パーマー、音楽監督はアルフレッド・ニューマン。作詞・作曲は「ハロウ・フリスコ・ハロウ」でオスカー(43)を得たマック・ゴードン、ハリー・ウォーレンのコンビ。助演は「スイングの少女」のカルメン・ミランダ、「海の呼ぶ声」のシーザー・ロメロ、「勝利の園」のシャーロット・グリーンウッド、「婿探し千万$」のエドワード・エヴァレット・ホートン、「西部の王者」のフランク・オースら。

1942年製作/91分/アメリカ
原題:Springtime in the Rockies
配給:セントラル
劇場公開日:1951年10月2日

ストーリー

ブロードウェイ42番街劇場で踊っていたダン(ジョン・ペイン)とヴィキイ(ベティー・グレイブル)は婚約の間柄だったが、ダンは不身持な素行が修まらず、怒ったヴィキイは昔のパートナー、ヴィクタア(シーザー・ロメロ)と組んでロッキー山麓のルイズ湖畔に飛んでしまっので、ダンはひとり酒場にとぐろを巻いて日を暮らしていた。それを見兼ねた嘗てのダンのショウ・マネジャーは彼にヴィキイとのコンビを復活させたいと、酒場のバーテン、マクタヴィシュ(エドワード・エヴァレット・ホートン)をつけて彼をロッキーに送り込んだ。ヴィキイはヴィクタアとハリイ・ジェイムズ楽団の伴奏で踊っていたが、ダンが秘書と自称するブラジル人ハーフのロジタ(カルメン・ミランダ)と遊ぶのをみると、嫉妬しはじめた。ダンは、ヴィキイと共演したい一心から彼女に言い寄ったが、彼女も表面ヴィクタアに靡くとみせかけて、次第に彼とよりを戻しかけた。ある夜ヴィクタアが彼女に言い寄るのを盗み聴いたダンは2人の前に姿を現して、ついに彼女に本心を言わせることに成功した。翌朝、ヴィキイは、ダンの心が共演にあったことを知って失意のドン底に叩きこまれるが、ダンは真心を打ち明け、ショウの資金はマクタヴィシュが提供することとなってすべては円くおさまった。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く
関連DVD・ブルーレイ情報をもっと見る