万難迎撃

解説

グローヴァー・ジョーンズ氏が書き下ろした台本によって「巡業の群れ」等と同じくスコット・ダンラップ氏が監督したもので、主役は「タルマッヂ大捕物」「ブロードウェイの伊達男」等と同じくリチャード・タルマッジ氏が演じ、対手役は新進のエナ・グレゴリー嬢で、ジョセフ・ジェラード氏、ダグラス・ジェラード氏、フレッド・ケルシー氏等が助演している。

1926年製作/アメリカ
原題:Doubling With Danger

ストーリー

ディック・フォーサイスは政府の為に航空器研究をしているエルウッド・ヘヴァーの秘書役であった。隅々ヘイヴァーが保護している一発明家が殺された。ヘイヴァーは其の設計図を用心深く護っていた。ヘイヴァーの娘マデリンはディックと恋し合っていたが怪しい人物チャニングも彼女に恋し言い寄ったが何時も豆鉄砲を食っていた。マッケードというへぼ探偵はディックは双生児の弟が悪漢であると説明し弟を捕らえるのに加勢しようと言った。然し用心深いヘイヴァーは疑問の人物を秘書役にはされぬとあってディックを免職した。ディックはチャニングとヘイヴァーの召使とが中国料理店で逢う約束をしているのを洩れ聞いたので、出掛けて様子を窺っているとチャニングはヘイヴァー家を襲う計書を立てていた。そこえディックの双生児が入って来て官憲に追われて困るというとチャニングは彼を手先に雇った。その夜ディックは双生児の変装をして入り込み秘密書類を取ったが、チャニングには渡さなかった。ディックは書類を失ったと稱したので争いが始まった所へ娘を助けにヘイヴァーとマッケードが乗り込んで来て乱闘となり結局悪漢達等は全部捕縛された。

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