デイン夫人の答弁

解説

「嘘言」の作者ヘンリー・アーサー・ジョーンズ卿の同名の舞台劇を、今英国のフェーマスプレアーズ・ラスキー撮影部長となったヒュー・フォード氏の監督で作られた悲劇で、ポーリン・フレデリック嬢が主役を演じている。「トスカ」に出演したフランク・ロシー氏やロンドン生れの舞台俳優レスリー・オースティン氏が嬢の対手である。

1918年製作/アメリカ
原題:Mrs. Dane's Defense

ストーリー

トレント夫人の友人フェリシア・ヒンダーマースはトレント氏に欺かれ一時の熱情に眼眩んでトレントと道ならぬ関係を結ぶ。これを知った夫人は悲しみの極自殺して終る。フェリシアは生れた赤児を抱いて加カナダにいる従妹デイン夫人の許へ身を寄せた。デイン夫人が死んだ時、我が過去を痛く恥じるフェリシアは夫人の名を名乗って英国へ来り、イーストネイ夫人の紹介で交際社会へ現れる。所がトレント家と知り合いのジェームズ・リスビーがデインの素性を吹聴したので哀れデインは再び過去の暗い影に虐げられる身と成った。デインを恋しているリオネルはこれを信じないが、リオネルの父ダニエル・カーテレット卿は之を聞いて彼女と息子との仲を割かんとする。デインはリスビーに彼の言葉を取り消してと哀願し、リスビーもこれを承諾した。しかしデインが我身は初めてリオネルと結婚する事ができると喜ぶのも束の間ダニエル卿が訪れ来り彼女から万事の告白を要求した。そして苦い悔恨の涙を呑んでデインは恋人を棄て我子の許へと帰って行かねば成らなかった。

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