剣と十字架

劇場公開日:

解説

ルイズ・デ・ウォールの原作をユージン・ヴォール、ジェームズ・フォーサイス、ジャック・トーマスの3人が脚色した騎士道が花咲いていた中世を背景とする冒険物語。「コマンチェロ」のマイケル・カーティズが監督に当った史劇である。撮影と音楽は「武器よさらば」のコンビ、ピエロ・ポルタルピとマリオ・ナシンベーネがそれぞれ担当。出演するのは「ある微笑」のブラッドフォード・ディルマン、「コマンチェロ」のスチュアート・ホイットマン、「ボーイハント(1961)」のドロレス・ハート、ペドロ・アルメンダリス、セシル・ケラウェイ、エドワード・フランツなど。製作はプラト・スクーラス。

1961年製作/アメリカ
原題:Francis of Assisi
配給:20世紀フォックス映画
劇場公開日:1962年5月23日

ストーリー

騎士道華やかな13世紀。当時イタリアのシシリー島はフレデリック王が暴政をしき、法王イノセントは解放の軍をおくった。軍に加っていたアシジの青年フランシス(ブラッドフォード・ディルマン)は、戦闘の途中突然神の声を聞いた。故郷に帰れという神の声に従ったフランシスは脱走罪に問われたが親友パオロ(スチュアート・ホイットマン)の努力で出獄した。しかしフランシスは恋人のクレア姫(ドロレス・ハート)をもすて、神の道に入り教会を再建した。クレア姫はパオロに求愛されたものの髪をおとしてフランシスの後を追い、パオロは十字軍に身を投じた。フランシスは聖地の十字軍をたずねてトルコ王を改心させたが、この頃から彼の体は病魔にむしばまれていた。その帰途突然倒れた彼の体にはキリストと同じ傷跡が現れ、故郷のアシジに帰った彼はパオロやクレア姫に見守られた昇天するのだった。

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