男子凱旋

解説

エリノア・グリン女史が自作の小説を自ら脚色したものを「母を死守して」「君が名呼べば」等と同じくキング・ヴィダー氏が監督したもので主役は「パレスの騎士」「楽園の盗賊」等出演のアイリーン・プリングル嬢と「痴人哀楽」「暁の光」等出演のジョン・ギルバート氏でその他エミリー・フィッツローイ嬢やバーロラム・グラスビー氏が出演している。

1924年製作/アメリカ
原題:His Hour

ストーリー

世界大戦前ロシアが未だ帝政の頃のこと、若く美しいそうして乱暴な貴族のグリーツコ侯爵はエジプト植民地で知り合いになった美しい未亡人タマラ・ロレーンが彼の叔母のアルダチェフ侯爵夫人を訪ねて来たので大いに心を動かした。侯爵夫人はタマラの名付け親で彼女をロシアで再婚させる心算で呼んだのだった。グリーツコ侯爵は彼女ために友人ボリス伯爵と決闘までする程彼女に打ち込んでしまった。彼女も彼には心を惹かれていたが彼は女の問題では種々よからぬ噂を流しているので彼を信じてよいかどうか迷っていた。彼の貴族的な不遜な態度も彼女の反感の種だった。かくて彼女は彼の手を逃れるべくセント・ピータースプルグを密かに去らんとしたがグリーツコ侯爵の知るところなり彼は追跡して吹雪の中に彼女を小屋に連れ込み手込めにしようとしたがタマラは遂に節操を守り終せた。翌朝彼らは都に帰り、侯爵も感ずる所あって叔母を通じて正式に結婚を申し込んだ。結婚の夜2人は初めてお互いの本心を知り合い心から抱き合ったのであった。

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