尖塔の声

解説

「ベラ・ドンナ」の原著者ロバート・ヒッチェンスの小説を、「汝犯す勿れ」「涙の街」等と同じくフランセス・マリオンが脚色し、「オリヴァー・トウィスト」「不滅の情火」等と同じくフランク・ロイドが監督したもの。主役は「久遠の微笑」「不滅の情火」等出演のノーマ・タルマッジで、かつてセレクト映画時代にノーマの相手をしたユージーン・オブライエンが久し振りで対手を勤める。東洋の香り高き作品である。

1923年製作/アメリカ
原題:The Voice From the Minaret

ストーリー

インドの一群の総督であったカーライル卿はアドリアンヌを金の力で妻としたが、彼女は夫に対して愛を感じる事はできなかった。牧師になろうと勉強しているアンドルー・ファビアンはインドへ来た。夫が他の女を愛している事を見たアドリアンヌは夫のもとを去った。彼女とファビアンとは船の上で会い、ファビアンはダマスカスへの巡礼に彼女を誘った。2人はその旅でお互いに愛しあうようになったが、人々を祈りに招く僧侶の声が寺院の塔から聞えて来たとき、アドリアンヌは妻たる我が身を顧みざるを得なかった。そして彼女は夫のもとへ帰り2人はやがてロンドンへ帰る事になる。ファビアンはロンドンの教会の牧師になっていたが再び彼とアドリアンヌとは巡り合った。彼女の夫カーライルは2人の仲を疑ったが、彼がファビアンを罵った時、彼の古い病気が発作して彼は頓死する。かくて、若き2人は相互の愛に幸福を見い出だした。

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