西部行特別列車

解説

「総動員」の次にエモリー・ジョンソン氏がエフ・ピー・オー社で監督製作した映画で、原作も同様エミリー・ジョンソン女史、主役も同様ラルフ・ルイス氏である。エラ・ホール嬢もやはり出演し、其他「八一三」等のウェッジウッド・ノウエル氏や故ロバート・ハロン氏の令弟ジョン・ハロン氏やクレア・マクドウェル嬢等出演。今年五月発売の極新しいものである。

1923年製作/アメリカ
原題:The West-bound Limited

ストーリー

好人物で精勤な機関手バックリイには駅員を勤めるジョニイという息子があった。ジョニイが1日鉄道の社長の愛嬢エスターを救った為、彼の家庭に立派な家が贈られた。此引っ越しがバックリイの留守に行われた為に彼は己が妻と社長の顧問役ウィルトンとの間を疑う様になったが、しかし、ウィルトンが社長の留守を利用しエスターに恋を強いるのをジョニイが妨げた事件がやがて起こったので、此疑惑ははれた。ウィルトンは非道の怨恨をジョニイに抱き仲間に命じ汽車の衝突を謀り、更に令嬢の誘拐を試みたが却って我子に殺された。勇敢なジョニイの力により衝突も未然に防がれ、若い2人は結婚した。

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