雪中の薔薇

解説

「三銃士(1921)」に出演して以来近頃レックス・イングラムの元で花形となっているバーバラ・ル・マール・ディーリーの原作によったもので、「サロメの妹」などと同じくエドワード・ルサンの監督、グラディス・ブロックウェルの主演によったもの、相手役はウィリアム・スコットである。

1920年製作/アメリカ
原題:Rose of Nome

ストーリー

物語はカナダで起こる。ローズ・ドンネイは残酷な夫のために尽くしつつ日を送っていたが、遂に耐え兼ねてジャック・ヒルトンとともにアラスカへ逃れた。ヒルトンはローズに知らさずに彼女の夫を殺していた。アラスカへ来て彼は踊場を開き、ローズは踊女の1人として金のある鉱山師たちを引き寄せていた。ここへアナトール・ノースというフランス系のカナダ人が来る。彼はほかの醜い男たちとは違って、少なくとも女性を尊敬することを心得た男であった。ローズは彼に危き所を救われてから憎からず思いはじめるに至ったが、カナダの警官が一日ここへ来てローズを夫殺しの罪人として引き立てようとした。彼女はアナトールに夫の死んだことすら知らぬと告げる。真犯人なるヒルトンは彼女を連れて逃走を企てるが、アナトールはこれを追跡して大格闘を演じ、遂にローズに永遠の平和な生活を与える。

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