スケルトンの就職騒動

劇場公開日:

解説

寄席・ボードビル芸人出身で1939年に映画入りした喜劇俳優レッド・スケルトンの主演映画で「恋のブラジル」「凸凹映画の巻」のS・シルヴァン・サイモンが製作監督した1948年作品。ローイ・ハギンスの通俗読物をフランク・タシュリンとデヴァリー・ノリーマンが協力脚色したもの。スケルトンと共に「此の虫十万弗」のジャネット・ブレアが主演し、「アラスカ珍道中」のヒラリー・ブルック、ドン・マクガイア、アデール・ジャーゲンス、ニコラス・ジョーイ等が助演する。撮影は「二人の青春」のレスター・ホワイトである。

1948年製作/アメリカ
原題:That Mad Mr. Jones
劇場公開日:1949年11月

ストーリー

レッド・ジョーンズは運の悪いそこう者で、同じ仕事が2週間くらいしか続かないため、愛し合っているアン・エリオットもほとんど愛想をつかしている。市衛生局もクビとなり、落胆しているのを見かねて、アンは自分が勤めている、フラッシャー・ブラシ会社の社長に頼んで、販売見習に採用してもらった。腕利きの販売員ケネス・ウォーリックは、アンに惚れているのでレッドの就職を好まず、販売員泣かせの住宅街にレッドを販売に行かせて、失敗させてしまった。最後に金持ちの住宅街で1軒だけ試みることとなり、知らずに行ったのが衛生局長ツリストの家であった。そこでツリスト夫人にブラシ10本を売ったが、代をもらわずに出て来たので、夜再び代金もらいに出かける。するとツリストが大勢の親類たちと口論しており、電燈が消えてツリストは刺殺される事件が起こった。レッドは下手人の嫌疑で調べられたが、証拠がないので釈放された。警察は彼を怪しみ聴音器を彼の部屋にしかけた。するとツリストの親類やギャングが彼の部屋へ、ブラシを取りにやって来るので騒ぎとなり、その場句レッドはアンと共にツリスト倉庫に誘かいされたが、レッドの推理で犯人が判り、大活躍の未犯人等は殺し合ったり捕縛されたりして、レッドはアンと結婚することが出来た。

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