愛の決算

解説

ジョン・B・クライマー氏とヘンリー・R・サイモンズ氏の原作及び脚色、「一騎当千の男」「永遠の嘆き」等と同じくローランド・V・リー氏の監督になったもので、主役は「リチャード獅子王」「結婚愛」等と同じくジョン・ボワーズ氏とマーゲリット・ド・ラ・モット嬢の主演になり、その他「十誡(1923)」「金色の嵐」等出演のエステル・テイラー嬢「驀進列車」「仮面の勇士」等のデイヴィッド・バトラー氏やラルフ・ルイス氏、エドワード・コネリー氏、ウォルター・ロング氏、ルシル・ハットン嬢等が共演という良い顔ぶれである。

1923年製作/アメリカ
原題:Desire

ストーリー

ポップとマデリンとは両親の命で結婚させられようとしたが、2人とも心から愛し合っていない事を知っていたので、式場から手に手をとって逃れ出し、お互いに別々の道を歩く事にする。マデリンは自分の運転手ジェリーと恋に陥ち、ポップはルスという乙女の無邪気さに心を牽かれていった。マデリンはジェリーと結婚したが彼の両親が貧乏であり、マデリン父から勘当されて、ついに失望の局マデリンは毒を仰ぎ、ジェリーは自動車もろとも海に飛び込んで自殺する。ポップはルスと結婚する。批評ー真の愛は犠牲によって完成される主題の映画であるが、役割が良いだけであまり期待できない作品である。(ウォールド誌メリー・ケリー女史)

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