死児に誓いて

解説

英国においては小説として米国においては劇としてかつて相当有名であった「酒場の十夜」Ten Night in a Barroomを映画化したもので、主役はジョン・ローウェル、監督はオスカー・アッフェルである。

1922年製作/アメリカ
原題:Ten Nights in a Barroom

ストーリー

ジョー・モルガンは立派な人格者であったが唯一父親から受け継いだ飲酒の悪癖があった。彼はそのために妻子の心を痛め、かつ自分が管理していた工場を悪人スレードとグリーンのために偽り奪われてしまい、余計に捨鉢な男となってしまった。ところが彼の父思いの1人娘の幼いメエリーが毎も通り彼を酒場から家へ帰るように憐れにも迎えに来た時、彼は丁度スレードと争闘中であったため彼に向かって擲げられた器物は誤って彼女にあたり遂に彼女は死んでしまった。愛児の死に逆上したモーガンは一意娘の仇スレードとグリーンを殺そうとした。併し最後の一撃を彼らの頭上に加えようとした時、死児の霊は彼の眼前に現れて殺伐な彼の心を和げ彼をして一生愛に満ちた生活を送らしむる霊感となったのである。

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