恋の薄衣

解説

「何者」と同様メトロ社オリーヴ・テル嬢主演映画である。エイヴァリー・ホップウッド氏及びチャニング・ポロック氏合作の舞台劇をアーサー・ゼルナー氏が脚色し、フレッド・シッテナム氏が監督したものである。「罪の人々」「他人の靴」等出演のクロフォード・ケント氏が相手役。

1920年製作/アメリカ
原題:Clothes

ストーリー

明け暮れ衣装々々と衣装にのみ浮き身をやつしている娘が父の遺産を後見人に費消され、生命にも易え難い衣装欲を満足せしめる事が出来なくなった。同じ趣味に生きる叔母は彼女に付知恵して金持と結婚せしめ衣装欲を満たす様にと言ったので、しかるべき候補者を得て結婚申込みを受けようとした。かねて娘に思いを掛けていた後見人は種々邪魔を入れて娘を手放すまいとした。悪辣な彼は一日酒の酔に乗じて娘に迫ろうとして遂に悪運尽き梯子から落ちて死んでしまった。娘は金持と結婚して本望を遂げたという。

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