建設の嵐

解説

「快勇二丁拳銃」のリチャード・ディックスが主演する映画で、「男の敵」「十字軍」のダドリー・ニコルズが書き卸した台本によりチャールズ・ヴィダーが監督したもの。相手役は「男の敵」「三銃士(1935)」のマーゴット・グラハム、「ポンペイ最後の日(1935)」「男の敵」のプレストン・フォスターが勤め、「ポンペイ最後の日(1935)(1935)」のルイス・カルハーンその他が助演している。キャメラは「邪神島」のハロルド・ウェンストロム担任。

1935年製作/アメリカ
原題:The Arizonian

ストーリー

1880年代、開拓されたばかりの、米国西部アリゾナ州は法令行われず、悪人の跳梁するに任せていた。クレイ・タラントは深くこれを嘆き、色々と平和や秩序の励行に努力していたが、弟オリンの住むシルヴァ市に赴く途中、幌馬車がホールド・アップされているのを見てそれを救う。馬車の乗客はキティ・リバースという若い女優で、此の地方の都代官マネンの邪恋を嫌い、又仲良しのオリン・タラントのまで何を及ぼすのを恐れて、逃れる途中なのであった。山賊と見えたのは悪代官の輩下フランク・マクロスキーの一味で、キティをシルヴィア市へ戻そうと試みたのである。クレイ・タラントはキティと共にシルヴィア市へ赴き、市長に逐一報告する。市長は警部アンディに逆らって射殺されてしまう。市長はタラントを警部に任命する。彼は先ずギャングの隊長キーラーを逮捕して市民一同を驚かせる。所がいざ裁判となると郡代官と連絡のある判事コディは僅かな罰金だけで釈放してしまう。女優キティがオリン・タラントに会い、危難を救ってくれた恩人の事を口を極めてほめているとき、クレイは弟に会いに来る。彼は弟がキーラーに襲われた事を知り、これまでは一時的な積もりでいたのを改めて腰を落ちつけ、本格的に悪漢掃討の策を立てる。彼は先ず、武器携帯の禁止令を出す。マネン代官はクレイの存在を好まず、ランドルフという乱暴者に会わせ、喧嘩を売らせる。所がランドルフはクレイの気性に惚れ込み仲良しになる。代官は今度は部下に命じてクレイを襲撃させるが、ランドルフが突如現れて悪漢を一網打尽に逮捕する。ただし判事は再び罰金刑で釈放する。マネンは色々と策を弄しタラント一派の人望を失墜させようとしついに、クレイ兄弟とランドルフを監禁するが形成不利となったマネンは留置所に日を放つ。しかし3人は市民に助けられマネン一味は全滅する。かくて町は以前の平和に戻ったが、クレイは職を辞し、キティを伴って、西部へと進んでいった。

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