化粧の天使
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解説

「愛欲の人魚」「心に秘めて」と同じくビリー・ダヴ嬢主演映画で、ファニー・ハースト女史原作の物語を「土曜日の乙女」「心に秘めて」のフォレスト・ハルシー氏が脚色し「アメリカ娘に栄光あれ」「娘新舊裏表」のミラード・ウェッブ氏が監督し、「情炎の美姫」「マネキンの夢」のジョン・サイツ氏が撮影したものである。相手役は「藪睨みの世界」「懐しのアリゾナ」のエドモンド・ロウ氏が勤め、ジョージ・マクファーレーン氏、J・ファーレル・マクドナルド氏、シシー・フィッツジェラルド嬢、ネリー・ブライ・ベイカー嬢等が助演している。

ストーリー

マミー・ハドラーは美貌の持主であった。その上唄と踊りとが上手であった。彼女がニュー・オーリーンスの或るカフェーで踊り子をしていた時彼女のことで大騒ぎが起ったそんなことがハヴァナでもあった。サンフランシスコでも石油業者のオールドフィールドという中年者が彼女にのぼせ上って肘鉄砲を喰ったのを恨んで発砲したことがあった。その時はヴァイオリン弾きのブルードが彼女をかばって自分の左腕に弾丸を受けた。マミーの機転で事件は穏やかに済まされたがブルードはヴァイオリンを弾くことが出来なくなってしまった。マミーは名をロデオ・ウエストと変えてニューヨークへ赴きナイトクラブを開業した。ブルードは彼女のマネジャーとなり、娘を喰い物にするハドラー夫妻や彼女の兄夫婦などから儲けを横取りされないように立廻った。ロデオは大勢の踊り子達をクラブに寄宿させて外泊を許さなかった、それが幸いして踊り子達はクラブの贔負客と結婚する幸運を掴んだ。石油を掘当てて百万長者になったオールドフィールドがニューヨークへやって来てロデオのナイトクラブへ姿を現した。ブルードは怨敵を仆さんと逸ったが、ロデオはそれをとめてオールドフィールドを軽くなぶってやった。石油成金はニューヨークで磨かれたロデオの美しさに前にもまして思慕の念を燃やし一夜彼女の楽屋へ入込んだ。秘かにブルードは狙撃しようと構えたが、オールドフィールドが結婚を申込んだので手を控えた。ロデオは一応よく考えてから返事をすると答えた。ロデオがブルードに向って百万長者の妻になる幸運を告げると、ブルードがおめでとうと言ったので怒って無情な男だと罵った。ブルードもまたサンフランシスコの一件以来彼女を心の底から愛している自分をことさら嬲ろうとするロデオを責めた。ブルードは立去ろうと用意をした。その時ロデオは結婚式踊りの舞台に立ち、出て行こうとするブルードに接吻して正真正銘の結婚式をしますと告げた。...

作品データ

原題 The Painted Angel
製作年 1929年
製作国 アメリカ

提供:株式会社キネマ旬報社

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