巨人大望

解説

ウォルター・ハイアーの第2回主演映画で、フランク・コンドンの原作を、グラント・カーペンターが脚色、「悪魔の眠る時」「男になる迄」等と同じくジョセフ・ヘナベリーが監督した。対手役は「剣劇の響」「干潮」等のジャクリーン・ローガン。その他リカルド・コルテス、チャールズ・オーグル等も共演する。痛快な喜活劇である。

1923年製作/アメリカ
原題:Sixty Cents An Hour

ストーリー

ソーダ店の番頭で1週7ドル50センの給料をもらっているデブのジミー・カークは銀行家スミスの娘マミーと恋仲であった。彼は自分の借りられる4尺間口の土地に店を作る希望であったが、取締規則どおりの厚さにレンガで壁を作ると、自分の身を入れることもできないほどの狭さになるには閉口していた。銀行に泥棒が入って大金が盗まれた時、その疑いはジミーにかかったが、偶然彼が1時間60センで借りた自動車の中にその金が隠されてあったのを発見し、なおお手柄な事には彼が盗賊を捕まえたので、一躍彼の名は回復され、同時に彼は4尺の土地へはマミーの父の銀行の敷地が割り込んでいることを発見して、頑固な彼を凹まし、マミーとの結婚も承諾させれば、財政上の助力も得ることになった。

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