海底

解説

米国シカゴ市のフィールド博物館の依頼によって、ジェー・イー・ウィリアムソンが父の故チャールス・ウィリアムソン大佐発明のウィリアムソン式チューブと称する潜水装置にカメラを据えて、西インドのバハマ諸島のナッソオの近海の海底を実写したもの。5尋乃至20尋の海底を約4ヵ月間を要して撮影したと称されている。撮影にはジェー・イー・ウィリアムソンが当たり、編集にはウィッド・ガニングがポール・マシュケを助手として当たった。篇中、海底探検隊の一行が、ナッソオ付近に於いて、汽船にウィリアムソン式チューブを組み立てて、カメラを携えて下降し、最初の海底撮影を行うところ、海草類採取の実況、鮫の襲撃、その捕獲の実況、等を海底から撮影したところがある。更に、白珊瑚や海蛇などの生活状態をカメラに収めている。この近海は往時海賊が横行したところなので、沈没船が少なくないが、本探検隊もその一隻を発見し、財宝を探らんとしたが、沈没船に巣くう巨大なる蛸魚のために妨げられる。しかのみならず、潜水夫が蛸魚のために命を奪われかけたので、潜水具を着用した二人の水夫が救援し、乱闘の末に蛸魚を退治する実況を撮影している。さらに蛸魚征服後、引き上げる途中、一人の水夫が流砂に吸い込まれて命を堕そうとするのを、他の潜水夫が鉄鎖を持ってきて間一髪に救い出す実況をも撮影する事に成功している。

アメリカ
原題:Beneath the Sea

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