ありし日のナポレオン

解説

ヴィクトリアン・サルドウとエミール・モロー合作の舞台劇に基づき、フォレスト・ハルシーが脚色し、かつて在米時代「赤ちゃん嫁」「咲く花散る花」「ダイヤの王国」その他を監督したフランスのレオンス・ペレが監督。グロリア・スワンソンがフランスに渡り、史蹟を実際に使用して製作したナポレオン外伝である。相手役には「十誡(1923)」「無法者の掟」等に出演したシャルル・ド・ローシュが最後のパラマウント映画として出演するほか、フランス側からはエミール・ドレン、シュザンヌ・ビアンケッティ、アルレット・マルシャルなどが出演。

1925年製作/アメリカ
原題:Madame Sans-Gene

ストーリー

サンジューヌ夫人とあだ名された洗濯女カトリーヌ(グロリア・スワンソン)は、フランス革命の渦中に於て自由のために女ながらに戦場を往来して国事に尽くした。ナポレオンの治世になると、彼女は昔馴染のルフェヴル(シャルル・ド・ローシュ)と一緒になり、公爵夫人の称を得たが、カトリーヌの礼儀を知らぬ振る舞いは、宮廷の笑いものだった。しかし彼女の生一本で真面目な態度は、遂にナポレオン(エミール・ドレン)の信任を動かすことは出来なかった。

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