劇場公開日 2010年10月30日

  • 予告編を見る

「AVから女優になった原紗央莉も妖獸シレーヌに負けないくらい美しい。」牙狼 GARO RED REQUIEM aotokageさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5AVから女優になった原紗央莉も妖獸シレーヌに負けないくらい美しい。

2010年11月11日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

05年にテレビで放映された「牙狼」。その後、ゲーム化されたり最近ではパチンコにもなった。(エヴァと同じく映画化の資金にも…)
監督の雨宮慶太氏は、「未来忍者」(1988)「ゼイラム2」(1994)「タオの月」(1997)も手がけた。従来の日本の特撮に、香港流のワイヤーアクションを取り入れたり、CGを使うのも早かった。
それまでの着ぐるみ同士がプロレスのように戦うものよりも、動きがスピーディーでリアルだった。
それは、平成の仮面ライダーにも影響を与えている。

太古の昔より続く、闇に封印されし魔界の魔獸ホラーと人知れずホラーを狩る魔戒騎士、魔戒法師たちの壮絶なる戦い。
主人公・冴島鋼牙は、魔界より召還した鎧を装着し、黄金騎士ガロとなって、人間界に潜む魔獸ホラーを狩りつづける。
今回の映画は、魔獸ホラーを追う旅をしてる鋼牙が、とある港町にやってきた番外編として作られているので、テレビシリーズ未見でも問題ありません。
この町にも魔戒法師たちがいたが、ここには幾人もの魔戒騎士、法師を取り込んできた手ごわい魔獸ホラーがいた…。

鬼や悪魔として伝承されてきた魔界ホラーは、闇の情念を抱いた人間に憑依し、醜怪な怪物なって実体化する…。
「デビルマン」のようなお話だけど、映画「デビルマン」よりは出来がいい。
雨宮監督はもともと日本の特撮好きなので、ショッカーの戦闘員のようなものも出てくる。
テレビシリーズでもCGを多用してましたから、3D化もうまくいったと思います。

ゴシック調な雰囲気で、ファッションもスタイリッシュでかっこいい。
AVから女優になった原紗央莉も魔獸ホラーを演じてますが、デビルマンの妖獸シレーヌに負けないくらい美しい。

aotokage