劇場公開日 2013年9月28日

「本当に「麗しい」」麗しのサブリナ nao-eigaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0本当に「麗しい」

2010年5月15日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

幸せ

王道ロマンチックラブコメディー。
全体に漂う洒落た雰囲気、ところどころにあるクスッとした笑い。
丁寧に物語は運ばれ、観ていて全く不安感がない。
観終わった後は間違いなくハッピーな気分に浸ることができる。

主役以外にもサブリナの父やライナスの父など愛すべき人々がたくさん登場する。
ラストのハグには感動。
新聞記事や帽子を使った洒落た演出にも注目だ。

しかし、話に大きな波はないし、ドンデン返しもない。
王道なだけに話の先も読めるので退屈にも感じてしまった。(少々眠気も・・・)

なので、一度観ればもう満足と感じてしまうのだけど(少なくとも私は)、
オードリーの美しさを堪能するためだとしたら話は別!

いつまでも、何度でも観たいくらいにオードリーが美しく可愛いのだ。
まさに「麗し」のオードリー。

先日観た「ティファニーで朝食を」の彼女もとっても素敵だったが、
この作品のオードリーは若さもあってかさらに輝いて見えた。

彼女がいるだけでその場が輝いているように見えるし、
「こぼれるような笑顔」は誰をも虜にさせるような愛らしさと気品に満ちあふれている。

またこの作品でも彼女のファッションは素晴らしい。
まず、まだあか抜けない頃のオードリー。
「あか抜けていない」設定だけど、私から見たら十分可愛いしオシャレ。
しかしその印象は、「可愛らしいお嬢さん、ガール」といったものにとどまる。

やはりこの映画の見所は、変身後のオードリーだ。
パリから帰国し駅に降り立った彼女の姿はなんともエレガント!
一目で「ガール」から「レディー」へ変わったのがわかる。

オードリーには可愛い系が似合うと思っていたけど、このような大人っぽい恰好も似合うのだな~と感激してしまった。
プードルのキラキラした首輪もオシャレで抜かりなし。

その後は怒涛のファッションお披露目。
ゴージャスなパーティードレスや
若々しいショートパンツ姿にもノックダウンされそうになったが、
一番お気に入りの服はイブニング・カクテル・ドレス。
華奢な肩に小さなリボン、キュッとしまったウエスト、
そこからAラインに広がったスカート。
背中はVラインで肌見せ。

オードリーの可愛らしさを引き出しつつ、上品さも醸し出す計算されたデザイン。
ジバンシーさんありがとう、と言わざるを得ない。
ヘッドアクセも可愛いし今でも十分通用するファッションには恐れ入る。

オードリーを見ていて思うのは、彼女は
「一つの完成された作品」だということ。
メイク、ヘア、スタイル、ファッション全てに無駄がなく、計算されつくしている。
まるでパズルをすっきり当てはめたような満足感にも似たものを彼女を見ていて感じるのだ。
まさしく、そのまま漫画から出てきたような奇跡の存在だ。

余談:
白黒映画は苦手だ・・・。
カラーの鮮明な画像に慣れているせいか、
白黒というだけで、すごく退屈な映画に見えてしまう。
眠気を感じたのはこれも原因の一つかもしれない。

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nao-eiga