劇場公開日 2010年5月22日

  • 予告編を見る

「『桐島』より面白い」パーマネント野ばら チャーリーさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0『桐島』より面白い

2017年1月19日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

楽しい

萌える

これで、吉田監督の作品鑑賞は2作品目です。大ヒットの『桐島』とこれ。

実は私、正直に申せば『桐島』はあまり好きになれなかったんです。それは『桐島』のレビューに書いたとおり。だから正直に申せば、吉田監督の作品を今後積極的に観るということはなさそうだなぁ、と考えていたわけです。

でもそんな私がついついこの『パーマネント』を観てしまったのは、そう・・・偶然BSでやってから・・・

しかしっ! そんな偶然での出会いではあったのですが、観てよかったと思える作品でありました!

なんでしょうね、最初は「あぁ、やっぱり吉田監督だわ」みたいな感じで批判的な気持ちだったんですよ、正直。特に前半、なんだか邦画独特の、という感じのユルい笑いでつないでいくところとか、私的にはキツイなぁと思っていたんですけど、そうですね、どこら辺からだろうか、うん、やっぱり菅野美穂と江口洋介の邂逅が描かれ始めたくらいからですかね、特にそうした場面での菅野美穂のテクテクした不器用な歩き方を観たところぐらいから、それでもって菅野美穂が寂しさを泣きながら訴えるあたりから、なんかこの映画の結末が知りたくなってきたって感じがあるんですよね。まぁ、要は菅野美穂の魅力にやられたということでしょうかね。

そしてラストの展開・・・菅野美穂の決定的セリフ・・・正直、ドキッとしましたよ。なんというか、まったくこうした展開を予想してなかったんで、急に恐ろしいものを見せられてしまったというかね。

『桐島』と『パーマネント』の違い、なんだろうなぁ・・・と考えましたですね。やっぱり『桐島』はあざとい感じがしたのかなぁ・・・などと考えてしまったりです、はい。

チャーリー