帰らない日々 seanさんの映画レビュー(感想)

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帰らない日々

劇場公開日 2008年7月26日
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区切りの付け方。
投稿日:2009年3月10日
seanさんのレビュー

名画座にて。

上映後…しばらくするまで、大学教授役がH・フェニックスだと
まったく気付かなかった…。いやぁ、ビックリ^^;
妻役にJ・コネリー。相手弁護士役にM・ラファロと実力派揃い。
なかなか観応えのあるドラマだったけど、いかんせん辛いのは、
幼い息子がひき逃げされてしまったという事実…。
ひき逃げ犯にもさまざまな葛藤が…とはよく言われるが、
そんなことは自分の子供をひき逃げされたら絶対に言えない。
罪の重さなんて、そこで考えることではない。
まずは人の命が最優先なのだ。なにが、どうであっても。

悲しい一家をさらに襲うのは、進まない捜査と募る苛立ち。
夫は犯人探しに狂い始め、妻は立ち直ることに一生懸命。
差別をするわけではないが、ここで男の弱さを痛切に感じた。
息子を失った哀しみは夫婦同等のはずなのに、なぜなのか。
また、犯人にしてもそう。どうしてすぐに出頭できないのか。
現在の生活。今までの幸せ。崩せない地位。置かれた立場。
社会的にそういう見栄を張る(すいません)生き方が男なんだと
分かってはいても、女にはどうも理解できない部分が多い。
妻の立場でいえば、まだ彼らには子供が残されているのだ。
その子まで不幸にしてはいけない。立ち直り、前ヘ進まねば。

男と女では、悲しみに対する区切りの付け方が違うようだ。

題名の「帰らない日々」とは悲しい響きであるが、
過ぎ去った日々はもう戻ってこないという戒めでもある。
早く忘れてしまえということでなく、幸せだった日々に感謝し、
来る日々を迎え過ごすことで、人間はまた成長できるのだ。

(似たような経験があるため身につまされる。でも私は元気。)

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