劇場公開日 2009年9月19日

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「駄作」カムイ外伝 topさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0駄作

2009年10月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

僅かなナレーションだけの説明で、その後の展開にかなり唐突感がある。
導入部で、背景、舞台設定、心情をしっかり描くべき。
最初の時点で映画として破綻している。
全体的なテンポもものすごく悪い。
CGのシーンがかなり稚拙。
不自然なワイヤーアクション。
海上のシーンの色調や光の具合がおかしい。どうみても青すぎる。
人食い鮫の、鮫離れした登場シーン。
つくりもの感一杯の世界。
CG、ワイヤーアクションについては、もっと海外の作品から学んでほしい。
使い慣れてない人が、自分のレベル、他の作品との差も知らず、面白がって、得意になって、いっぱい使ってみたというレベル。
俳優さんの演技はかなり本気。しかし主人公の心境変化や物語の展開が唐突では
折角の巧い演技も、かえって上滑りしている印象。
監督が映画に込めたというメッセージはいっさい感じられない。
撮影に苦労したとのことですが、ここ暫く観た映画の中では、かなり痛々しいものとなってしまった。
原作の持つ歴史的価値を見事にブチ壊してしまったのは大罪。
作品の持つ人間賛歌・スケール感が全然出ていない。
重要なエピソードを削いで余計な部分を足しているのも問題。物語がブレまくっている。説明不足なところと中だるみするところがあり、ストーリーに引き込まれない。
抜け忍となり、追われる身となったカムイの苦悩が感じられない。ストーリーの深みがまったく無い。結局何がいいたかった映画かわからない。見終わった後に、何も残らない。
お金と役者の無駄使い。救いようのない映画。
レンタルDVDでも時間の無駄。
素人作品。
観たら確実に後悔します。
作り手は観客にどうやって見せたら納得してもらえるかもっと真剣に検討する必要があるのでは。
配給会社も上映前にちゃんと評価すべき。なぜこれで上映に踏み切った?
このような駄作・素人作品に金・時間・労力を無駄使いした作り手・配給会社のあり方、こんなものでも上映してしまうシステムを放置している日本映画界の責任は重い。

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